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ジョン・スペンクリンク (アメリカ)
【1949 ~ 1979】



ジョン・アーサー・スペンクリンクは、1949年3月29日、アメリカ・アイオワ州ル・マーズで生まれた。


1973年2月4日、スペンクリンクは有罪判決を受け、カリフォルニア州の矯正施設に収容されていたが、そこから逃走した。

そして、スペンクリンクがヒッチハイクしていると、ジョセフ・J・シマンキェヴィチ (45歳♂) がスペンクリンクを車に乗せる。

シマンキェヴィチも犯罪歴があり、意気投合した2人はフロリダ州タラハシーのホテルでチェックインした。


翌日、スペンクリンクは宿泊代を1日余分に支払いホテルを後にし、再びヒッチハイクをしてフランク・ブルームという男性の車に乗ってその場を去った。

ホテルの従業員が部屋に入ると、ベッドに横になり死亡しているシマンキェヴィチを確認する。

シマンキェヴィチは耳の辺りを撃たれていた。


警察は一緒に宿泊したスペンクリンクを捜索し、5日後の2月9日、スペンクリンクはシマンキェヴィチ殺害容疑で逮捕される前に、カリフォルニア州ブエナパークでブルームと武装強盗を行い、逮捕された。

シマンキェヴィチ殺害に使用された銃がブルームのアパートで見つかり、スペンクリンクは武装強盗と殺人で逮捕されたが、ブルームは無罪とされ放免された。

逮捕されたスペンクリンクだったが、シマンキェヴィチ殺害について自衛を主張する。

シマンキェヴィチがスペンクリンクに性的関係を迫り、揉めている間に偶然銃が発砲したと述べた。

しかし、スペンクリンクが銃をわざわざ持ち出し、シマンキェヴィチを背中から撃った事が判明した。

検察はスペンクリンクに司法取引を持ち掛けるが、スペンクリンクはそれを拒否する。


その為、1976年、スペンクリンクは殺人罪で有罪となり、死刑が言い渡された。


1977年、フロリダ州知事はスペンクリンクの死刑執行令状に署名したが、最高裁判所が別々の22件の控訴審を審議していた為、執行予定日は設定されなかった。


1979年、フロリダ州知事 (2年前とは別人) は再びスペンクリンクの死刑執行に署名した。

だが、1976年にアメリカで死刑が復活したとはいえ、死刑反対の風潮が残っていた当時、スペンクリンクへの死刑に対する反対運動が起こった。

また、貧困層と恵まれない者を差別して死刑を宣告したと非難を受けた。


しかし、議論と物議の中、同年5月25日、スペンクリンクには電気椅子による死刑が執行された。

享年30歳。

スペンクリンクのスペシャル・ミール (最後の特別な食事) は、ジャック・ダニエルのウィスキーのみであった。

また、最後の言葉はなかった。

しかし、このスペンクリンクへの執行は後に問題となった。

目撃者によると、スペンクリンクが電気椅子に座らされた時にはすでに死んでいたと述べたからだった。

目撃者が見た時にはすでにスペンクリンクが電気椅子に座っており、しかも目隠しされていた。

その為、スペンクリンクが執行前に警備員と争い、首を折られて死んだとされた。

電気椅子執行後、検死官は最終的に死因を感電とした。

だが、この出来事は問題となり、以降、ウインドウブラインドは取り除かれ、目撃者は最初から最後まで実行手順の全てを見る事が出来るようになった。

更に、フロリダ州議会により処刑された全ての囚人の剖検を必要とする法律が可決されている。

余談だが、このスペンクリンクの死刑執行は、1976年にアメリカで死刑が復活して以降、フロリダ州で初めて執行された死刑囚となった。

また、アメリカ全体としてもゲイリー・ギルモア以来2人目であった。



《殺人数》
1人 (他犯罪多数)

《犯行期間》
1973年2月4日



∽ 総評 ∽

ヒッチハイクした男性を殺害したスペンクリンク。

スペンクリンクはシマンキェヴィチ殺害にたいて自衛を主張したが、誰がどうみても無理があり、そんな事を主張する烏滸がましさが腹立たしい。

スペンクリンクはアメリカで死刑が復活して以来、2人目の執行であったが、1976年に復活して1979年に2人目という事を考えると、復活当時はアメリカもかなり死刑に消極的で気を使っていた様子が窺える。

スペンクリンクは執行やそれまでの経緯等で様々な物議を醸した。

死刑が復活した直後という事もあるだろうが、諸々何が問題なのかわからない。

貧困層や恵まれない者を差別して死刑が執行されたというのが全く理解出来ない。

スペンクリンクが殺人を犯したのは事実であり、貧困だ恵まれてないとかは何も関係ない。

また、電気椅子による死刑を執行した時にはすでに死んでいたと問題になったが、どうせ処刑するのだから誤って先に死んでしまって何がいけいないのだろうか。

個人的にはくだらない事で無駄に騒いでいるだけで、もっと真剣に考えなければいけない事が山ほどあると思う。