ブライアン・ミッチェル (アメリカ)
【 1953 ~ 】
ワンダ・バージー (アメリカ)
【 1945 ~ 】
ブライアン・デイヴィッド・ミッチェルは、1953年10月18日、アメリカ・ユタ州ソルトレイクシティで生まれた。
ミッチェルは6人兄弟の3番目で、母親は教師、父親はソーシャルワーカーであり、家族はモルモン教であった。
ミッチェルが思春期を迎えると、父親はミッチェルに性行為について教える為、医学雑誌の写真等を見せた。
また、父親はミッチェルに早くから独り立ちして欲しいと願っており、まだ幼いミッチェルをソルトレイクシティの馴染みのない場所に車で連れて行き、降ろして置き去りにした。
その都度、ミッチェルは何とか1人で家に帰っていた。
ミッチェル16歳の時、子供に性器を露出した罪で逮捕され、少年院に送られた。
ミッチェル19歳の時、3歳年下のカレン・マイナーと結婚し、2人の子供に恵まれた。
後にマイナーと離婚したミッチェルは、子供2人を連れ逃走した。
しかし、ミッチェルはニューハンプシャー州で子供2人の親権を獲得した。
ミッチェルはニューハンプシャー州で「ハーレクリシュナ」のコミューンに参加する。
また、ミッチェルは成人した頃には薬物やアルコール中毒となっていた。
その後、ミッチェルはソルトレイクシティに戻ったが、他の兄弟には敬遠された。
ミッチェルは2人の子供を持つデビーという女性と結婚するが、後にデビーが結婚の際にミッチェルが3歳の息子を性的に虐待したと主張した為、1984年に離婚した。
このデビーの主張は医学的には証明する事が出来なかったが、ミッチェルは児童家族サービス部から子供たちの監督を受けるよう命令される (後にデビーの娘がミッチェルに4年間性的虐待を受けたと主張している) 。
ワンダ・エレイン・バージー (1945年11月6日生) は、6人の子供を持つ離婚した女性であった。
バージーと子供達の関係は決して良いとは言えなかった。
バージーの娘の1人はバージーの事を「モンスター」と呼び、子供の頃、ペットにしていたウサギをバージーが殺し、夕飯に出したと後に語っている。
ミッチェルはデビーと離婚が成立した直後にバージーと結婚した。
ミッチェルとバージーは「末日聖徒イエス・キリスト教会 (通称、LDS教会) 」に積極的に参加するようになる。
そして、ミッチェルは自身を神から遣われた天使だとし、預言者と自称した。
ミッチェルは名前を「エマニュエル」、バージーは「ヘプシバ」とし、ミッチェルは神からの黙示録と称する文章を書いた。
これによりミッチェルはLDS教会を除名させられる。
ミッチェルは白いローブを纏い髭を伸ばし、2人はソルトレイクシティのダウンタウンで説法を説いた。
2002年6月5日未明、ソルトレイクシティの富裕層が住む住宅街で、エリザベス・スマート (14歳♀) が誘拐される。
エリザベスは妹メアリー・キャサリン (9歳♀) と一緒に寝ていた所を拉致された。
エリザベスをナイフで脅し、メアリーには口外しないよう脅してエリザベスを連れ去った。
メアリーは無事であり、エリザベスが誘拐されてから3時間後に両親に話した。
両親は事件の夜、家の鍵は閉めていたものの、警報機は切っていた。
翌朝、エリザベスの父親がテレビで犯人に呼び掛けた事で、事件は全米に知られる事となった。
警察は2000人というボランティアと共にエリザベス捜索を行うが、エリザベスの手がかりを掴む事が出来なかった。
エリザベス誘拐から4ヶ月が経った同年10月、捜査は行き詰まっていた所、メアリーが犯人は以前、家に来た事のある男性だと告げた。
実はスマート家が以前、自称宣教師で便利屋という男がホームレスだと知ると憐れみ、仕事を頼んだ事があった。
警察は9歳の少女の証言には信憑性がないと取り上げなかったが、両親は自らお金をはたいて似顔絵画家を雇い、メアリーの記憶を頼りに似顔絵を描かせた。
そして、描いた似顔絵をテレビで流した。
そのテレビを見ていた人物からの通報により、重要参考人として指名手配されたのが、ミッチェルであった。
エリザベス誘拐から9ヶ月後の2003年3月12日、ユタ州サンディで不審な3人組がいると通報を受けた警察が現場に駆けつけると、指名手配中のミッチェルとその妻バージー、そして、変装させられていたエリザベスがおり、警察はミッチェルとバージーを逮捕し、エリザベスを保護した。
事件当日、ミッチェルはエリザベス拉致し、森の中にある家に連れ込むと、バージーに命じて着替えさせ、結婚を宣言したセレモニーを行った後、エリザベスを強姦した。
その後もミッチェルは毎日エリザベスを強姦し続け、言う事を聞かせる為に無理やり酒を飲ませたりもした事も判明した。
また、ミッチェルはエリザベス誘拐後も、近所の少女を追いかけ回していた事がわかった。
逮捕されたミッチェルとバージーは、誘拐に窃盗、強姦等で起訴された。
裁判が始まると、当初、ミッチェルは精神障害により責任能力なしとされ、バージーは2009年、懲役15年が言い渡された。
その後、2010年12月、陪審員はミッチェルに有罪判決を下し、2011年に終身刑が言い渡された。
2016年4月5日、バージーが連邦刑務所の刑が終了し、釈放される事となった事を発表した。
バージーは15年の懲役刑であり、刑を宣告されてからまだ7年しか経ってなかったが、逮捕されてから7年間施設に入っていた為、釈放される事となった。
エリザベスは2006年、性犯罪者規制とアンバーアラートへの支持をアメリカ合衆国議会で表明した。
2009年、モルモン教の宣教活動の為、パリに移住し、2011年にユタ州に戻り、児童に対するネット犯罪の調査を支援するエリザベス・スマート・ファンデーションを設立する。
その後も執筆活動や講演等で児童に対する性犯罪撲滅や被害者支援の運動を現在も続けている。
《殺人数》
0人 (性犯罪多数)
《犯行期間》
2002年6月5日~2003年3月12日
∽ 総評 ∽
少女を誘拐し、強姦したミッチェル。
ミッチェルは生粋の小児性愛者であり、強姦魔であった。
誘拐事件は世界各国どこでも起こっており、アメリカではアリエル・カストロの事件が特に有名であり、これまで何人も紹介してきた。
アメリカは毎年約100万人もの行方不明者を出しており、その中にはこのミッチェルのように誘拐され強姦されているが発覚していない事件も多々あるだろう。
ミッチェルは自らを預言者と称したが、これはカルト教団の教祖にありがちな発想であった。
だが、ミッチェルは教祖という活動は特にしておらず、ただ、少女に対して猥褻で性的な行為に及んだのみだった。
このエリザベス・スマートの事件は、家に妹と一緒にいた所を拉致されており、その衝撃と相まって誘拐事件としてはかなり有名であった。
ミッチェルは裁判で精神障害により一時責任能力なしとされたが、こんな異常者が一時でも無罪の可能性があったと考えると恐ろしい。
いつも思うのだが、こういった予言者やカルトの教祖様は一様に髪や髭を伸ばし、皆似たような容姿となる事が多い。
キリストの影響なのかもしれないが (あくまでも想像) 、不覚にも一瞬偉大な人間に見えてしまうのは私だけだろうか?
コメント
コメント一覧 (19)
ぺドフィリアの男が子供を連れ去り、何年も何年も自分のおもちゃとして扱う。
これはまったく特徴がなく、普通ですね。
しかし、衝撃的で特異なのはこそこそ連れ去ろうとせず、比較的大胆に連れ去ろうとしている点です。
これで終身刑と思えるのかとしか言えない判決なのが余計に不愉快な気分になる記事ですね。
そればかりでなく、ロリコンの男の奥さんはたった15年のおつとめで釈放されるのはびっくりでした。
奥さんもロリコンでレズビアンの性癖を発散するために少女をおもちゃにしていたとおもいます。
死刑にすべきクズ2匹ですね!!
もし終身刑にしたいのなら、他の囚人も一緒のことですが、鎖でつないで、獣のように扱い、看守にケガを負わせようとするなら銃弾の1発や2発ぶち込むしつけを行い、なるべく早く死ぬように仕向けなければならない!!と強く思った記事でした。
毎日ていねいにそして面白く記事を編集してくれているので、私は朝毎日に後進を楽しみにしながらこのブログを見ることができます。
明日も面白い記事を楽しみにしています。
季節の変わり目ですが、お体に気をつけてくださいね。
天使を名乗りながら、やっている事は悪魔の所業と云う最低な糞な男と共犯婆。
変質者丸出しの糞男をよく支援していけるモノですよ!
少女を追い掛け廻す情けなく、みっともない自己欺瞞の糞男は存在自体が果てしなく恥そのもの!
こんな糞男は逆さ磔にして国内巡回して晒し者にして有料で投石可能にしてやれば良い!
しかしながら共犯婆が懲役15年が僅か7年で釈放・・・・・・全く愚かな司法判断です。
主犯の終身刑、コレはまぁ妥当でしょう。
なにせ、性欲の権化がナニも出来ないのですから悶え苦しみ、虐待リンチにでも晒されれば良いです。
※人格が歪んだのは実父の虐待が関係している事は間違い無いですが、犯罪とは切り離して考えるべきなので同情余地は無いですね。
アメリカの監禁事件ではよくある事ですが、連れ回すというのはなかなか珍しいですね。
逃げられる可能性は高いですし。
女性だからというのはあると思います。
どうしても男が主体でやむを得なく従っていたと判断されるのでしょう。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。
>考える愚者さん
ありがちですね。
小心者で弱い者にしか手を出せないクズ男です。
有料で投石というのは素晴らしいですね。
人体解剖で指や腕を1つ1つ切断していけばいいと思います。
終身刑にするなら2週間に1度、1時間程度パンチングボールにはりつけにして、リンチされればいいんですよ!!
自殺したり、リンチで死んだり大ケガを負った場合は、希望する施設や団体に脳や心臓などを提供すれば多少は社会貢献もできるでしょう。
もうやめろと刑務所でほざいた場合は被害者に連絡して、死刑判決に変更すべきです!
死刑の日や死刑の方法は被害者などに決めてもらいます!
遺族がすぐ処刑してほしいと言った場合は、もちろんすぐに処刑します!
これくらいしてやっと被害者や家族のキズは癒せるはずです!
残念ながらこれが現実ですね。
アメリカも近年は厳罰に消極的なので、こんなものでしょう。
納得いきませんが世界的な風潮のせいでどうしようもないですね。
私も被害者や遺族が刑罰を決めればいいと思います。
そんな事いったら「私情だらけでとんでもない事になる」とかいう輩が出てくると思いますが、それのどこがいけないのかと思います。
被害者や遺族が裁く。
これ以上効率的で論理的な方法って他にないと私は思いますが。
記事が差し替えられていたり、加筆修正、内容は一緒でもタイトルが変更されている記事が多数ありますね。
失念していましたが、今日でアメリカの記事は800記事目になったんですね。
記念の記事は悪辣非道なロリコンによる有名なエリザベス・スマートさん誘拐事件ですか。
この事件を朝から動画で見ましたが、犯人のロリコンがひきょうでおぞましい方法でエリザベスさんを洗脳していたことからすごく気分が悪くなりました!!
考える愚者さんと同じく主犯の終身刑は至当であり、何の文句もありませんが、共犯の女の終身刑は軽すぎますね。
ロリコンなどの小児性愛者には凶悪犯罪者や看守たちからの残忍なリンチが待っていることでしょうから今ごろこいつは刑務所で自分の罪を散々悔いて、おびえていることでしょう。
あまりに洗脳の方法がおぞましすぎたので、こいつが悔いておびえているのを考えただけでも気分が良くなってきました。
あしたもよろしくお願いします。
これからも面白い記事を楽しみに待っています。
レイモンド・バークという男はうつ状態の少女を誘拐し、ロープでつなぎ
「ぼくのペットだ。いつまでもかわいがってあげるから」
とおどし、殴り、強姦。
また、逃げようとしたら
「おまえはずっとぼくのものだぞ」
引き戻し、裸の写真も撮影していたようです。
掲載していただけたら嬉しいです。
お久し振りです。
諸事情で変更したり差し替えたりしています。
私も刑が軽過ぎると思いますね。
こちらこそよろしくお願い致します。
>名無しさん
そんな事件があったんですね。
今度調べてみたいと思います。
こいつらも掲載していただけたら嬉しいです。
この卑怯卑劣なクズよりも悪いことをたくさんしでかしているのですから!
そうですね。
いずれ掲載したいと思います。
世の中狂ってるな
私も人を殺した時点で有罪判決は当然だと思います。
俺もそう思いますね♪
裁判で死刑になったとしても、弱虫だから往生際悪く嘆願書と再審請求で長生きすることは確実なので、100円で自由に投石させ、その後の対応は遺族や友人に判断してもらえばいい!!
詳細はまだ発表されてないですが、おそらくそのような人物でしょう。
まだ確かな事は言えませんが、有罪判決が下されてもよくて無期懲役でしょう。
虐待ですね。
日本も以前函館かどこかで躾として子供を山の中に放置して問題になりましたが、躾と虐待は紙一重という部分が正直あります。
難しい所ではありますが、やはり「やり過ぎだ」と感じたものは全て虐待といえますね。
余計なことかも知れませんが、
LSD教会ではなくLDS教会です。
単純なミスですね。
訂正致しました。