_20180215_215240
ニコラス・クルーズ (アメリカ)
【1998 ~     】



2018年2月14日午後2時半頃、アメリカ・フロリダ州パークランドにあるマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で銃乱射事件が発生する。

この銃乱射により教師を含む17人が死亡 (12人が校内で、2人が高校のすぐ外、1人は近くの路上、残る2人は搬送先の病院で死亡した) 、14人が負傷し、病院に搬送された (その内3人が重体) 。

警察はすぐに犯人の身柄を拘束する。

犯人はニコラス・クルーズという19歳の男性であった。

逮捕されたクルーズは実は襲撃した高校の元生徒である事がわかり、クルーズは前年の2017年に他の生徒を脅したりという問題行動を繰り返した為、懲罰的な理由から退学処分となっていた事が判明した。

クルーズは犯行時にガスマスクを装着し、発煙弾を持参していた。

そして、殺傷能力の高いAR15型半自動小銃を使用し、また、多数の銃弾を所持していた。

クルーズは校舎の外で発砲を始め、窓越しに教室内に銃弾を撃ち込んだ。

そして、校内に侵入すると、廊下を渡りながら目につく生徒を次々と撃った。

また、クルーズは自ら火災報知器を鳴らして生徒を教室から出そうとし、効率よく銃撃しようとしていた事もわかった。

犯行当時の現場の動画では、銃声が数十回続き、床に伏せた生徒の叫び声が聞こえていた。

クルーズは銃撃後、現場から逃走したが、約1時間後に拘束された。

逮捕される際、クルーズは抵抗を示さなかった。

クルーズは日頃から銃に異様な愛着を示しており、常に銃を持ち歩いていたという。

それは、在学時、他の生徒たちに
「学校で乱射するなら彼だな」
と冗談で言われる程であった。

また、クルーズは銃で犬を撃つ動画をSNSに投稿していた。

地元の保安官は
「最悪の事件で言葉がみつからない」
と述べた。

事件を受け、トランプ大統領はツイッターで犠牲者の遺族に弔意を表明し、
「子供や教師はアメリカの学校が安全ではないと思わないで欲しい」
と述べた。

本人は存命であり、今後の裁判等で動機や事件の詳細が判明していくと思われる。

アメリカでは2018年に入り、学校だけの銃乱射事件ですでに18件も起こっており、銃規制に消極的なトランプ政権に批判が相次いでいる。


翌日に15日、クルーズは法廷に出廷し、クルーズの弁護士はクルーズが「事件を後悔している」と言っていると述べた。



【殺人数】
17人 (他負傷者14人以上)

【犯行期間】
2018年2月14日



∽ 総評 ∽

昨年まで在学していた学校に侵入し、17人を射殺したクルーズ。

この17人という数字は、今年、アメリカで発生した銃乱射事件としては最多の犠牲者数であり、アメリカでの歴代の銃乱射事件としても歴代7位の記録であった。

また、学校で限定すると、2007年に32人が犠牲となった『バージニア工科大学銃乱射事件』のチョ・スンヒ、2012年に27人が犠牲となった『サンディフック小学校銃乱射事件』のアダム・ランザに次ぐ歴代3位の記録となった (高校では最多) 。

まだ、事件が発生した直後の為、本当の動機はわからないが、おそらく退学させられた事への恨みだと思われる。

クルーズのように自分が通っていた、もしくは通っている学校で銃乱射事件を起こす人物はかなり多く、基本的に学校で銃乱射事件を起こす人物の定番となっている。

クルーズは銃を好み、持ち歩く程であったが、こういった人物が銃乱射事件を犯す事は極めて高い。

クルーズは在学時に他の生徒たちに「銃乱射事件を起こすのでは?」と囁かれる程であり、クルーズの銃への愛着は誰もが知る所だったのだろう。

また、クルーズは犬を撃ってはその動画をアップしていたが、いつも思うのだがこの時点で何とか出来ないものだろうか?

近年の銃乱射事件を起こすマス・マーダラーは、必ずと言っていい程、その予兆をSNSで示している。

この時点で厳しく罰していればこのような悲劇を生む事はなかったかもしれない。

今後、事件の詳細が判明していくと思われるので、裁判の行方を見守りたい。