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トーマス・ファーガソン (アメリカ)
【1975 ~     】



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トレイシー・ペーニャ (アメリカ)
【1982 ~     】



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ジョーダン・ヌーニェス (アメリカ)
【1998 ~     】



2018年1月25日、アメリカ・ニューメキシコ州サンタフェで、警察はエレミヤ・バレンシア (13歳♂) の遺体を発見する。

警察は現場にバレンシアの母親トレイシー・アン・ペーニャと警察犬を伴っており、バレンシアの遺体発見場所に警察を導いたのはペーニャであった。

実はペーニャは、夫トーマス・ウェイン・ファーガソン (バレンシアにとっては義理の父親を) と、その息子ジョーダン・アンソニー・ヌーニェス (ファーガソンの実の息子でペーニャにとっては義理の息子) の3人で日常的にバレンシアを虐待していた。

そして、2017年11月24日から26日の間、バレンシアを虐待死させ、同年12月6日に死体を遺棄したのだった。

3ヶ月後に犯行が発覚したのは、別件で逮捕されていたペーニャが、他の囚人にバレンシア殺害を告げた為、その囚人が警察に通報した事で発覚したのだった。

警察が捜査を進めると、次第に虐待の詳細が判明しいく。

バレンシアは2009年から2016年までサンタフェにある学校に通っていたのだが、最後に通っていたカルロス・ギルバート小学校では、最後は1年以上も生徒として登録されていない事がわかった。

近隣住民もバレンシアの姿をほとんど見る事がなく、バレンシアが虐待を受けていた事はバレンシアの妹の証言で明らかになった。

また、虐待は主にファーガソンが行っていた事もわかった。

ファーガソンは日常的にバレンシアに殴る蹴るの暴行を加え、それは杖をついたり車椅子を使用しなければ歩けない程であった。

ファーガソンはバレンシアに「罰」と称し、飲まず食わずの状態で何時間も犬小屋に居させた。

そして、犬小屋でファーガソンはバレンシアの顔と胸を激しく殴り、殺害した。

その後、ファーガソンはバレンシアの死体をプラスチックの貯蔵容器に入れ、ペーニャとヌーニェスと共に自宅からわずか数分後の場所にある道路脇の土手まで運び、穴を掘って埋めた。

ペーニャは26日に刑務所から家に戻ると、バレンシアは目を見開いて微動だにせず、すでに死亡しており、毛布で包まれていたと供述した。

また、ペーニャはファーガソンを恐れていた為、バレンシアが死んだ事を黙っていたと述べた。


同年1月29日、ファーガソンとヌーニェスも逮捕され、ペーニャを含む3人は児童虐待及び児童を死に至らしめた罪、証拠改竄等の罪で起訴された。

ファーガソンは2014年に強姦、誘拐に他の女性への家庭内暴力等で逮捕されていた事がわかった。

そして、2015年春、懲役9年が言い渡されたが、わずか495日後に釈放された。

ペーニャは逮捕された時、保護観察中であり、他に薬物使用や窃盗での犯罪歴があった。

バレンシアの祖父リック・タピアは
「バレンシアは音楽や機械いじりが好きだった」
とインタビューで答えた。

事件を担当したサンタフェの警察官らは、ファーガソンを
「邪悪なモンスター」
と非難し、更に
「少年がこれまでどれ程の辛い思いをしてきたのかと思うと夜も眠れなくなります。私のキャリアを振り返っても今回の事件は最も残酷な事件の1つと言っていいでしょう」
と声を詰まらせながら発言している。



《虐待死数》
1人

《虐待期間》
2016年7月?~2017年11月24日から26日の間



∽ 総評 ∽

連れ子の13歳の少年を虐待死させたファーガソンら3人。

虐待死事件は日本を含め古今東西どこでも起こっており、珍しいという事はない。

また、母親の連れ子を新たな夫やボーイフレンドが虐待するというのも、最も定番な虐待経緯である。

事件の詳細を見る限り、ファーガソンが最も凶悪でその凶悪さに恐れ渋々従っていた可能性もある。

ただ、仮にそうだとしてもとても許される事ではない。

ファーガソンもペーニャも犯罪歴があり、元々まともな人間でないのは間違いない。

子供は親を選ぶ事が出来ず、こんな異常者の元に生まれてしまった運のなさを嘆く他ない。