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レイモンド・エドマンズ (オーストラリア)
【1944 ~ 】



レイモンド・エドマンズは、1944年3月14日、オーストラリア・メルボルンで生まれた。


1966年2月10日、ビクトリア州シェパートン近郊のマッチソン・イーストで、ギャリー・ヘイウッド (18歳♀) が、頭部を自動装填式ライフルで撃たれ死亡した。


同日、アビーナ・マディル (16歳♀) が強姦され、棍棒で殴られ殺害された。

このヘイウッドとマディル殺害は犯人逮捕には至らず、長らく未解決事件となった。


1985年3月16日、ニューサウスウェールズ州ソミュールで、エドマンズは自身のステーションワゴンで少女を強姦したとして公然猥褻罪で逮捕された。

逮捕された後、エドマンズの指紋を採取すると、シェパートンで起きた事件の犯行現場で発見された指紋と一致した。

これにより、警察は約20年前に起きた未解決事件についてエドマンズに追及する。

すると、エドマンズはヘイウッドとマディル殺害を認めた。

また、エドマンズによる初めての強姦は、最初の妻であり、また、3歳の実の娘を強姦したと供述した。

更にエドマンズは1970年代から80年代初めにかけて多くの強姦罪で有罪判決を受けていた事がわかり、『Donvale Rapist (ドンベールの強姦魔) 』と呼ばれる犯罪者である事もわかった。

ただ、警察は他に起こっていた未解決の殺人事件と、32件以上の強姦容疑が掛けられているが、エドマンズはそれらについては無関係だと主張した。

エドマンズは小作農として酪農の仕事をしており、肥料や化学製品の混合物等の独特の不快な体臭をしていた為、『Mr. Stinky (不快な匂い) 』と呼ばれた。


裁判でエドマンズは有罪判決を受け、終身刑が言い渡された。



《殺人数》
2人
(他強姦多数)

《犯行期間》
1966年2月10日




∽ 総評 ∽

『Mr. Stinky』または『Donvale Rapist』と呼ばれ2人を殺害し、多数の強姦事件を起こしたエドマンズ。

エドマンズは生粋の強姦魔で、殺人以外にも多くの強姦事件を起こしていた。

70年代から80年代にエドマンズは強姦で何度も逮捕されているが、それが何件かはわからない。

警察は他に32件の強姦の疑いを持ったが、被害者は100人以上とも言われている。
 
ただ、エドマンズは元妻やわずか3歳の実の娘を強姦する程の鬼畜なので、警察のいう100人以上というのもあながち間違いではないと思われる。

これほどの強姦魔が逮捕されない事と何度も有罪判決を受けているにも関わらず釈放されている事に疑問を感じる。

警察の杜撰な捜査と、他人事のような判決を下す司法には相変わらず呆れてしまう。