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パール・フェルナンデス (アメリカ)
【1983 ~ 】



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イサウロ・アギーレ (アメリカ)
【1980 ~ 】



2013年5月22日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで、911に緊急連絡が入る。

電話の主はパール・フェルナンデス (1983年8月29日生) という女性で、息子のガブリエル (8歳) が動かなくなったという内容であった。

連絡を受けてすぐに救急隊員が現場に駆けつける。

そして、自宅の寝室で裸で横たわっているガブリエルを発見する。

だが、隊員はガブリエルの姿を一目見て普通でないとすぐにわかった。

ガブリエルには複数の打撲痕がみられ、すでに瀕死の状態であった。

ガブリエルはすぐに病院に搬送されるが、必死の治療のかいなく2日後の24日に死亡した。

ガブリエルの検死を行うと、そのあまりの様子に唖然とする。

頭蓋骨を含めいくつもの骨折し、肋骨は何本も折れ、体中火傷の痕があった。

そして、警察は通報してきた母パールとボーイフレンドであるイサウロ・アギーレをガブリエルへの虐待容疑で逮捕した。


裁判が行われると、パールとアギーレによるガブリエルへの凄惨な虐待の数々が明るみとなる。

ガブリエルが人形と遊んでいた為、「ゲイ」だと罵り女の子の服を無理やり着させ学校に行かせていた。

ガブリエルに唐辛子のスプレーをかけ、バットや棍棒で殴り、BBガンで撃ち、ベルトの金属部分で打ち付けた。

ガブリエルが嘔吐すると怒り、吐いた嘔吐物を食べるよう強要した。

また、鋼鉄のブーツで蹴ったり冷たい水を長時間浴びせたり、叫び声を出さないよう口の中に靴下を詰め込み顔をバンダナで巻き付けると、その状態で狭いキャビネットの中に押し込めた。

そんな凄惨な虐待が8ヶ月にも及んだ。

ガブリエルには2人の兄姉がおり、兄のエゼキエルは証人として法廷に立ち、ガブリエルに行われた数々の虐待を証言した。
「アギーレがガブリエルの顔やお腹を蹴り飛ばしていた。たまに殴る為に木製のハンガーを使用していた」
と話し、更に
「ガブリエルに猫の糞を食べさせた事もあった」
とも供述した。

救急医療局のジェームズは、初めてガブリエルを見た時、
「身体に信じられない程の外傷を負っており、一目で虐待だとわかった」
と法廷で供述した。

パールの弁護士は、パールの知能が低い事を理由に酌量を求めた。


2016年10月31日、パールは司法取引に応じたが、アギーレは司法取引には同意しなかった。


同年11月15日、アギーレは第一級謀殺で有罪判決が下された。


2017年3月8日、裁判官はアギーレを「純粋な悪」と痛烈に非難し、死刑を言い渡した。

パールは司法取引により死刑は免れ、仮釈放の可能性がない終身刑が言い渡された。



《殺人数》
1人


《虐待期間》
2012年9月~2013年5月




∽ 総評 ∽

自身の子供を新たなボーイフレンドと虐待死させたパールとアギーレ。

子供を虐待死させた事件といえば、ガートルード・バニシェフスキーやリサ・コールマン、先日掲載したティエル・ゴブル等がいる。

虐待は日本でもよく起こっており、特に不思議な事ではないが、弱い者や抵抗出来ない者をいたぶるというのはとても許される事ではない。

虐待の典型的なパターンとして、どちらかが離婚や相手と別れ、新たな恋人と一緒になり、虐待に至る。

大抵が女性が新しい恋人と一緒になり、その新しい恋人が連れ子を虐待する。

実の子供でないという事もあってか虐待は凄惨を極める事が多い。

パールには他に2人の子供がいたが、その子供にも同様な虐待を行ったかわからない。

ただ、おそらくだがガブリエルのみに虐待を行っていたと思われる (これまで紹介してきた虐待事件も大抵1人に集中的に行われた) 。

パールか前夫といつ別れアギーレといつから交際していたが詳しくはわからないが、虐待が行われた8ヶ月前から付き合い始めたのではと思われる。

虐待の様子はヘドが出るようなものだが、いつも思うのだがよくもこんなに凄惨な虐待方法を思い付くものだと思う。