ジェシー・マシュー (アメリカ)
【1982 ~ 】
2002年10月17日、ジェシー・リロイ・マシューは、バージニア州リンチバーグにあるリバティー大学に通う学生に性的暴行を受けたと告発される。
また、2003年9月7日にはバージニア州クリストファーニューポート大学に通う学生に性的暴行でマシューは告発された。
2005年、マシューは女性を誘拐し、強姦した (この事件で逮捕される事はなかったが後に起訴された。また、詳細がない為確かな事は言えないが、おそらくマシューは女性を殺害する気だったが逃げられたと思われる) 。
だが、この3件の強姦事件は刑事事件として起訴されなかった。
2009年10月17日、バージニア工科大学の学生モルガン・ダナ・ハリントン (1989年7月24日生♀) は、友人3人とメタリカのコンサートに行った。
公演中、ハリントンはトイレに向かった。
しかし、なかなかトイレから戻らないハリントンを心配した友人の1人がハリントンの携帯電話に電話した。
すると、ハリントンはコンサート会場に再入場出来ないので家に帰ると話した。
そして、ハリントンは行方不明となる。
目撃者によると、ハリントンは午後9時30分頃、会場近くの橋でヒッチハイクしている姿を確認していた。
また、別の目撃者は会場を離れた後、ハリントンが3人の男性と話していたと証言した。
警察は捜査を始めると、ハリントンの身分証とバッテリーが外された携帯電話、そして、財布が見つかったが、ハリントン自身は見つからなかった。
警察は捜索を進めるが、ハリントンを見つける事が出来なかった。
同年11月、ハリントンが行方不明時に着ていたTシャツが、コンサート会場から約1マイル (約1.6km) 離れた場所で発見された。
2010年1月26日、コンサート会場から約10 (約16km) マイル離れた農場で、ハリントンの遺体が発見された。
警察はハリントンの検死の結果を公表しなかったが、ハリントンの両親が遺体を確認した所、打撲の痕が複数みられ、骨も所々砕かれており、非常に暴力的な状況であったと語っている。
また、ハリントンの母ゲイルによると、ハリントンは強姦されていたと話した。
結局、ハリントン殺害の犯人は捕まる事はなく、事件はコールド・ケース (未解決殺人事件) となってしまう。
2014年9月13日、バージニア大学に通うハンナ・エリザベス・グラハム (1996年2月25日生♀) は、パーティーに向かってる途中で行方不明となる。
グラハムは行方不明となる前に別のパーティーに参加しており、監視カメラと目撃者によると、グラハムの最後の姿が確認されたのはレストランであった。
目撃者によると、グラハムはとても親しいと思えない黒人男性と一緒にいて、かなり酔っ払っていたという。
その為、グラハムは男性に腕を掴まれていた状態であった。
その後、グラハムは1998年製のオレンジ色のクライスラーに乗ってどこかに行った。
同年9月19日、地元の警察が監視カメラと目撃者の情報から、男性をマシューだと断定する。
同年9月20日、警察はマシューに尋問する為、連絡をするが、マシューと連絡が取れなかった。
同日、グラハムの捜索には1000人以上のボランティアが参加し、グラハム捜索を行った。
しかし、大規模な捜索のかいなくグラハムは見つからなかった。
同年9月21日、警察は未だグラハム殺害での証拠を見つけていなかったが、グラハムが犯人であると確信していた為、逮捕する為に別件の危険運転での逮捕状を出した。
同年9月22日、警察はマシューのアパートを捜索し、アパートから衣服等を見つけたが、それらの重要性については公表しなかった。
だが、この家宅捜索でマシューが犯人だと確定し、グラハム逮捕に関する有力な情報提供者には10万ドル (約1100万円) の報酬を支払うと発表した。
同年9月24日、テキサス州ガルゼストン郡でマシューは女性からの通報により逮捕された。
逮捕後、警察とFBIが共同でマシュー逮捕を発表した。
同年9月25日、シャーロッツビル警察の署長ティモシー・ロンゴは、シャーロッツビルや周辺の9つの郡にグラハムがいると信じており、財産所有者に自身の土地を調べてくれるよう頼んだ。
同年9月29日、ハリントン殺人事件の調査による法医学的証拠により、犯人がマシューだと断定される。
事件発生から5年近くが経過した後の解決となった。
同年10月18日、バージニア州アルベマール郡にある放棄された不動産で死体が発見されるが、当初はグラハムだとは断定されず、警察も公表を控えた。
ただ、警察はグラハムの両親には伝え、同年10月24日、グラハムの両親が遺体をグラハムだと確認した。
グラハムとハリントンの遺体が発見された場所は、約5マイル (約8km) 程しか離れていなかった。
同年11月14日、マシューは無実を主張する。
同年11月18日、グラハムの死因が判明するが、法執行機関により公表が避けられた。
同日中にアルベマール郡警察はグラハムは殺されたが、死因は不確かとして発表した。
2015年2月10日、マシューがグラハム殺害で正式に起訴された。
2015年5月5日、検察はマシューが殺人で有罪判決が下された場合、死刑か言い渡される可能性があると発表した。
2016年2月29日、マシューに有罪判決が下され、その後、4つの終身刑が言い渡された。
《殺人数》
2人 (他強姦多数)
《犯行期間》
2009年10月17日、2014年9月13日
∽ 総評 ∽
若い女性2人を殺害したマシュー。
マシューはハリントン殺害まで強姦で告発されているにも関わらず、何故か起訴されなかった。
詳細がないのでわからないが、おそらく証拠不十分とかなのだろうが、この時、しっかりとした捜査で何らかの対処をしていれば、2人が殺害される事はなかったかもしれない。
ハリントンもグラハムも検視や死因が正式に公表されていない為、強姦されていたかどうか正式にはわからないが、間違いなく強姦されているだろう。
ハリントンの検死の結果を警察が公表しなかったのは、おそらくあまりの惨状な為、避けたのだと思われる。
特に黒人男性が白人女性を無惨に殺害したとなれば、白人至上主義の差別主義者が黙っていないとの判断だったかもしれない。
これまでアメリカの記事は何百と掲載してきたが、黒人男性による白人女性への残虐な事件というのは非常に多い。
逆に白人男性により黒人女性への陰惨な事件というのは非常に少ない。
アメリカは黒人への差別問題が根強く、それは今後も改善される事はないだろう。
黒人男性が白人女性への陰惨な事件が多いのは根底にある差別への報復なのだろうが。
コメント
コメント一覧 (14)
自分たちは
「黒人の差別反対!」
と言っておきながら自分で種をまくのは筋違いです。
黒人の死刑判決の多さを民族問題に絡めること自体おかしいことです。
差別問題と凶悪犯罪は別次元
自称「人権派」の脅しに惑わされずにさっさと処刑してもらいたいものです。
※EUは更に酷いですが・・・・・・
学生を強姦して告訴された時に何故?刑事事件とされなかったのか非常に不可解です。
※警察の怠慢である事は間違いなさそうですが・・・・・・
この時点で逮捕され、終身刑にしていれば後の被害者や犠牲者が出なかった事は確実!
性犯罪者は絶対に更正しません!
何度、同じ過ちを繰り返せば理解出来るんでしょうか!?
結局、アメリカ司法と警察の怠慢で犠牲になるのは善良な市民。
※凶悪犯罪者は納税していない事が多いが、善良な市民は確実な納税者であり、その納められた税金から給料が出ている自覚があるのか?と感じます。
司法や警察の守るべき対象は善良な市民であって凶悪犯罪者では無い事を自覚すべきです!
またもや終身刑!?終身刑の上は死刑のハズ!三つの終身刑なんて全く意味が無い!
二つ目の終身刑で死刑、三つ目の終身刑で八つ裂き(牛裂き)の刑、四つ目の終身刑で釜茹で、五つ目の終身刑で四肢を切断し汚物槽に投棄くらいはするべきです。
刑罰が辛く恐ろしいモノでなければ、凶悪犯罪者の衝動を抑えられないと私は思います。
確かに差別差別といっておきながらやっている事は凶悪です (もちろんごく一部の異常者ですが) 。
仰る通り凶悪な犯行には死刑は当然で、白人も黒人も関係ありません。
ただ、近年の白人警官の黒人に対する対応は確かに目にあまる部分は多いですね。
>考える愚者さん
本当にまたもですね。
今回の事件は仰る通り不可解な部分が多いですね。
更生しないのであればさっさと処刑すべきで、更生しないから終身刑というのはおかしいですよ。
お金を一切かけないのであれば終身刑でもいいですが、食事だけでも莫大な費用になります。
2つ3つと終身刑が下されるのは私も昔から理解出来ないですね。
刑務所の中を過酷に地獄のようにすれば、少しは犯罪の抑止になると思うのですが。
そういえば、性犯罪で、ある聖職者がTVで懺悔したようなんですが、観客がスタンディングオベーション・拍手喝采だった様です。狂ってますね。色々と。
EUなんか為政者達が偽善の自己満足の為に国を棄てて来た人達(難民)や凶悪犯罪者に湯水の如く税金を浪費しています。
両者共に全く税金を納めていないのにも拘わらず最も税金の恩恵を受けているんですよ!
善良な市民はナニも恩恵を受けられません。
そしてEUは国連にも働き掛けて日本にも難民受け入れを強要してくる厚顔さなんです。
※EU圏内でもハンガリーは難民受け入れに消極的で治安が良好。
世界的に見ても、難民受け入れに積極的な国と死刑廃止の国ほど凶悪犯罪が多発しテロも多い。
最近の黒人社会も超・異常です。
黒人の凶悪犯罪者に死刑判決が出ると「人種差別だ!」と叫んでデモや暴動を起こす。
地球の人口が超過しているのに凶悪犯罪者を税金で飼育する余裕がヨーロッパにはあるんですね。
現政権を批判する人達が多いですが、世界の為政者を顧みれば遥かにマシだと実感します。
気を使ってでしょうか。
よくわからない現象になってますね。
確かに被害者意識ってなんか特別のような気がします。
拍手喝采って性犯罪者でしょ。
信じられない話しですね。
>考える愚者さん
難民を受け入れるって何なんですかね。
もちろん助けられるのなら助けるべきですが、誰でもかれでもっておかしいですよ。
まあ凶悪犯罪者にも寛大なので仕方ないとはいえますね。
トランプ大統領のメキシコとの国境に壁を作るというのは突拍子もない話しに思えますが、難民の流入を防ぐにはてっとり場合方法ではありますね。
済む問題ですね。
ただ、それが全く出来てないですね。
アメリカは死刑のある州はまだありますが、それらの州も死刑を避ける傾向にあります。
その為、現在はアメリカの死刑の大半がフロリダ州で行われています。
世界の風潮 (特にヨーロッパ) に影響を受けた結果ですね。
知りませんでした。wikiのデータを見ると2015年が最後ですね…
コメント欄が政治関連色が強くてびっくりした。
確かにこういう殺人鬼を始末してほしいが、
何か意識のズレというか違和感を感じた。
死刑はあるが何年も執行していないという州がアメリカには沢山あります。
完全に廃止するよりはましですが、死刑判決を下さないならあっても無駄ですよね。
>中津さん
閲覧している方々皆さん知識が豊富でそうなってしまうのかもしれません。
ただ、政治とは切っても切り離せない部分はありますね。
私も死刑に関してはどうしても政治の話しになってしまいますし。
ズレや違和感を覚える人がいるのももちろん当然ですね。