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ナタール食人事件 (南アフリカ共和国)
【? ~ 2017】



2017年8月18日、南アフリカ共和国クワズール・ナタール州エスコートで、4人の男性 (22歳、29歳、31歳、32歳) が逮捕される。

4人の男性の1人が、

「もう人間の肉は食い飽きた。俺を逮捕してくれ」

と自首した為、逮捕されたのだった。

自首した男性は切断された人間の体の一部を所持していた。

警察が男性に案内されとある家に向かうと、部屋には血が飛び散っており、腐敗臭が室内を覆っていた。

そして、切り刻まれた数々の人間の部位が床に転がり落ちていた。

4人の内の1人はニノ・バサといい、バサは地元で「nyanga」として知られる伝統的な祈祷師であり、事件の主犯とされた。

警官は地元エスコートで住民に聞き込み調査を行う。

すると、村人300人が人肉を食べていた事がわかった。

しかも、村人や逮捕された3人はバサによって勧められるまま食人を行っていたと口々に述べた。


同年8月21日、容疑者を一目見ようと群衆が裁判所に殺到し、警官に守られながら4人は裁判所に出廷した。

南アフリカ共和国では、カニバリズム自体は罪ではなかったが、人体を許可なく所持する事を禁じており、4人はその不法人体所持で起訴されたのだった。

見つかった遺体の中に女性が1人いたのだが、男性達は

「その女性を皆で強姦し、殺害した。そして、バラバラにした後に食べた」

と語った。

警察は4人が大規模な組織に属しているかどうか捜査を進める一方、殺害された多くの身元不明な人達の身元判明為、現在も捜査が続いている。



《食人数》
不明

《犯行期間》
? ~ 2017年8月




∽ 総評 ∽

「人肉を食べ飽きた」と自首した事で発覚した事件。

村単位で食人を行うというのは何とも恐ろしい話だが、それが1人の祈祷師によって指示されたとなると、話が変わってくる。

アフリカではこれまでヒーラーや祈祷師等に指示されて凶行に及んだという事を多々紹介してきた。

一般人が無知で何も知らない事を良いことに好き勝手行っている事が多い。

何も知らない状態なので仕方ない部分もあるが、騙す方は鬼畜でありとても許す事が出来ない。

まだ、事件が発覚してそれほど経っておらず、裁判が進むにつれて判明してくると思われる。