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少年2人 (ロシア)
【1995 ~ 】

【1995 ~ 】




2013年6月24日、ロシアの首都モスクワで、少年2人 (共に1995年生まれの17歳) が泥酔して歩いていると、ホームレスの男性を見つけ、因縁をつける。

少年らはホームレスの男性の風貌が気に入らないと因縁をつけ、口論となった。

そして、少年らは男性をアパートの一室に連れ込むと、殴る蹴るの暴行を加える。

その後、ナイフで男性を刺して殺害した。

男性殺害後、少年らはノコギリや斧を持ち出すと男性の頭部を切断する。

そして、切り離した男性の鼻を削ぎ、頭皮を剥くと頭部をサッカーボールに見立てて路上で蹴ってサッカーを始めた。

サッカーを散々楽しんだ少年らは、頭部をゴミ箱に捨て、切り離した胴体はそのままにして帰宅して就寝についた。

地元の警察は、路上から少年の家に続く血痕を辿り、少年らを逮捕した。

逮捕された少年2人は犯行を認めた。

少年は1人が無職で、1人は配達の仕事をしていた。

実は2人の少年の他にもう1人共犯者 (1993年生まれ) がいたとされた。

共犯者は工場で働く19歳であったが、この共犯者は事件を目撃しただけで犯行には加わっていないとされた。

少年らの犯行動機だが、そもそも因縁をつけた理由が、少年らは日頃からホームレスを嫌っており、それが酔いの勢いもあって犯行に及んだ (ただ、殺人自体は行われたものの、頭をサッカーボールにして蹴って遊んだというのは、本当は行われてなかったともいわれている) 。

男性の頭部は未だ発見されておらず (おそらく普通のゴミとして処分された) 、その為、身元が判明出来なかった。


2人の判決がどうなったか詳細がない為わからないが、仮に最も重い刑だったとしても年齢もあり最高でわずか15年の刑が下されるだけだった。



《殺人数》
1人


《犯行期間》
2012年6月24日




∽ 総評 ∽

ホームレスの男性を殺害し、その頭部を切り取りサッカーボールにして蹴って遊んだ少年たち。

オーストラリアでもジェイムズ・ローガンが女性を殺害し、その頭部をボーリングの球にみたてて投げた事件があったが、この事件も同様な事件であった。

頭をサッカーボールに見立ててサッカーする事自体鬼畜といえるが、わざわざ鼻を削いで皮を剥いでいるのが更に非道である。

恐らく転がし易くする為であろうが、その様は鬼畜としか言いようがない。

ただ、実際は頭を蹴っていないとも言われており、ロシア当局もその事を否定していた。

個人的には余りに残酷な犯行だった為、当局がなかった事にしようとしているだけで、実際は行われたと思う。

少年らがどのような刑になったか調べてもわからなかったが、これほど残虐な事件を起こしておいて最高でも15年の刑にしかならなかった。

日本もそうだが、少年に対する刑罰が甘過ぎる。

少年といっても17歳というもう分別もしっかりとついている年齢であり、10歳そこらの子供じゃあるまいし、刑罰の軽さにとても納得がいかない。

少年に対して刑罰が軽いのは「将来ある子供には更生させるべき」という理由からだろうが、将来ある子供というのは、しっかりと育って働き、国の為に税金を払う子供の事であり、簡単に人を殺すような異常な子供の事ではない。

いくら少子化だと騒がれている昨今といえど、他に子供は沢山おり、こんな異常な子供が減った程度は何という事はない。

むしろ、後々こんな異常な子供に犠牲になる可能性を未然に防げたという事でプラスな事しかないといえる。