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ジョナサン・グリーン (アメリカ)
【1967 ~ 2012】



2000年6月21日、アメリカ・テキサス州に住むクリスティーナ・ニール (12歳♀) は、姉妹のビクトリアと喧嘩をし、家を出た。

クリスティーナはすぐ戻って来ると思っていたが、翌朝になってもクリスティーナは帰って来なかった。

心配になったビクトリアはクリスティーナを探しに向かう。

すると、ビクトリアは道路の脇でクリスティーナの壊れた眼鏡を発見する。

ビクトリアは両親にその事を話し、すぐに警察に通報した。

通報を受けた警察は早速クリスティーナ捜索を始める。

また、クリスティーナの家族や友人、近隣住民等も捜索に参加し、クリスティーナ捜索はその後2日間に渡り大規模なものとなった。

近くの森の道を捜索していると、クリスティーナが身に付けていたブレスレットとネックレスが発見される。

そして、クリスティーナの妹ジェニファーと母親がクリスティーナが履いていたと思われるピンク色の下着を見つける。

この頃、FBIは犯人の目星をつけていた。

容疑者はジョナサン・マーカス・グリーン (1967年12月23日生まれ) という男性で、グリーンはクリスティーナの近所に住んでいた。

FBIはグリーンに尋問する。

FBIはグリーンにクリスティーナの写真を見せ、家を捜索していいか尋ねた。

グリーンは以前、クリスティーナを見た事はあるが、失踪に関しては知らないと述べた。

そして、自宅を調べる事に同意した。

FBIはグリーンの家の中をくまなく調べるが、クリスティーナに繋がるようなものは何も見つける事が出来なかった。


証拠は見つける事は出来なかったが、FBIは犯人をグリーンだと踏んでおり、数日後、再びグリーンに尋問した。

グリーンは事件当日のアリバイを述べ、再び犯人ではないと否定した。

犯人はグリーンでないのではと思われたが、グリーンの家の隣人マヌエル・ヒメネスが、事件の翌日、グリーンの家の庭で焚き火が行われていたのを目撃していた。

FBIは再びグリーンに庭を調べさせてくれと頼んだ。

しかし、これまで協力的であったグリーンはそれを拒否する。

FBIは犯人をグリーンだと断定し、庭を調査する令状を取得する。

FBIはグリーンの家の庭を調べる。

そして、土壌を掘り進めると、腐った肉の異臭が周囲に立ち込めた。

グリーンはこの悪臭はゴミ箱を埋めたからだと述べた。

掘り起こすと黒焦げになった灰が見つかり、いくつかの服の断片も見つかった。

FBIは捜査犬を呼び、グリーンの家の周辺をくまなく調べた。

すると、捜査犬がグリーンの家の裏庭ある椅子の裏にあるバッグに捜査官を導いた。

捜査官はバッグを見ると、バッグから人間の足が突き出ているのを確認する。

その足がクリスティーナだと判明し、クリスティーナの部分的な遺体がゴミ袋の中から次々見つかった。

また、DNA鑑定を行った所、クリスティーナの遺体の一部から見つかった毛髪がグリーンと一致し、クリスティーナの首の周囲には傷が多く見られた。

クリスティーナの死因は絞殺である事がわかった。

クリスティーナの左大腿部及び骨盤部に打撲痕が見つかり、強姦されていた事もわかった。


裁判が始まると、グリーンはクリスティーナ殺害を認めた。

そして、死体をバラバラにして一部を燃やしたが、燃やせなかったものをバッグ等に閉まったと語った。


2002年7月17日、グリーンには死刑が言い渡された。


2012年10月10日、テキサス州でグリーンには致死量の注射による死刑が執行された。

享年44歳。

グリーンのスペシャル・ミール (最後の特別な食事) は、テキサス州ではすでに廃止となっていた為、通常の食事であった。

また、最後の言葉は

「私は無実です。私は誰も殺していない。国は無実の人間を殺す」

であった。

このグリーンへの死刑執行は、2012年に全米で死刑が執行された31番目であり、テキサス州では10番目であった。

また、アメリカで死刑が復活した1976年以来、1308人目であり、テキサス州では487人目であった。



《殺人数》
1人


《犯行期間》
2000年6月21日




∽ 総評 ∽

近所の少女を誘拐し、強姦して殺害したグリーン。

グリーンは最後の言葉にあるように、グリーンは無実を主張していたが、数々の証拠が犯人をグリーンだと示しており、無実というのはいくらなんでも無理があるだろう。

グリーンは殺害したクリスティーナの隣人であり、日頃からクリスティーナの事をもちろん知っていたはずだ。

日々成長するクリスティーナに欲求を抱いており、たまたま家を飛び出したクリスティーナを見て誘拐したのだと思われる。

クリスティーナは殺害された時12歳であり、そんなグリーンを強姦したクリスティーナはペドフィリアと言える。

グリーンの子供の頃の詳細がなく、どのような生活環境で育ってきたのかわからない。

グリーンは過去の犯歴がなかったが、あくまでも逮捕されていないという事で、間違いなく何らかの罪を犯していると思われる。

グリーンのような性犯罪者でしかも小児性愛者というのは突然目覚めるという事はまずなく、そんな異常者がこの強姦殺人の前まで何もしていないというのは考えられない。

おそらく、グリーンには他に余罪があると思われるが、すでに本人は処刑されているので今後、判明する事はないだろう。