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ルイーザ・デ・ジーザス (ポルトガル)
【1750 ~ 1772】



ルイーザ・デ・ジーザスは、1750年、ポルトガルで生まれた。


ジーザスはコインブラで、捨てられた赤ん坊を拾っては次々と首を絞めて殺害した。

逮捕されたジーザスは

「これまで28人殺した」

と供述した。

しかし、研究者によると、ジーザスが殺害した赤ん坊は33人か34人ではないかとした。

ジーザスは本名もしくは偽名を使用してコインブラの赤ん坊を拾ったと述べた。

裁判官は
「あなたはあまのじゃくで心が壊れたモンスターである」
とジーザスの事を痛烈に批難し、ジーザスには死刑を言い渡した。


1772年7月1日、コインブラでジーザスは絞首刑による死刑が執行された。

享年22歳。

ジーザスはポルトガルにおいて最後に絞首刑により死刑が執行された女性と言われている。



《殺人数》
28人
(30人以上の可能性あり)

《犯行期間》
? ~1772年




∽ 総評 ∽

最低でも28人の赤ん坊を殺害したとされるジーザス。

ジーザスはポルトガル史上初の連続殺人鬼とされ、また、最後に絞首刑された女性とも言われる。

だが、ジーザスが犯行を行ったのは今から約250年も前の話であり、正直、実際に28人も殺したのか怪しい。

そもそもジーザスの存在自体もかなり疑問であろう。

女性による連続殺人というのは、保険金や金品を奪う為や、嫉妬や怨恨、または『代理ミュンヒハウゼン症候群』等が主な動機となる。

しかし、ジーザスの犯行はそのどれとも言えず、実際に行っていたとしたら、殺害の動機が全くわからず、純粋な快楽殺人鬼と言える。