ケヴィン・ハンプトン (アメリカ)
【1962 ~ 】
2000年5月19日、インディアナ州テレホートで、ダイアナ・リーマン (18歳♀) が殺害される。
リーマンは強姦されており、死因は首を絞められた事による絞殺であった。
2004年11月28日、同じくテレホートで、タネット・ディクソン (18歳♀) とキャシー・ハリス (48歳♀) が行方不明となる。
ディクソンとハリスは売春婦で、2人は友人であった。
翌日の29日、インディアナ州クレイ郡のとある私有地で、ディクソンの死体が発見される。
ディクソンの死体が発見されると、警察は本格的に捜査を開始した。
すると、ディクソンと同時にハリスが行方不明となっている事がわかる。
その為、警察は引き続きハリスの捜索を開始する。
ハリスの死体はなかなか発見されなかったが、2005年2月、インディアナ州ビーゴ郡にある川で発見された。
ハリスの検死を行った結果、ハリスは失踪した直後に殺害された事が判明した。
そして、同年5月、インディアナ州における3人の女性殺害で逮捕されたのは、ケヴィン・ハンプトンという43歳の黒人男性であった。
ハンプトンは事件のあった2004年11月28日に、ディクソンの家でディクソンを拾い、ハンプトンのアパートへ連れ込んで性行為に及んだ。
その後、ハンプトンはディクソンと金銭上のトラブル (おそらく売春の金額) が発生し、ディクソンを殺害したと述べた。
警察がハンプトンの部屋を調べた所、ハリスの血痕が見つかり、ディクソンとハリスの遺体からはハンプトンの精液のDNAが検出された。
2007年、裁判でハンプトンは懲役65年が言い渡された。
《殺人数》
3人
《犯行期間》
2000年5月19日~2004年11月28日
∽ 総評 ∽
女性3人を殺害したハンプトン。
リーマンはわからないが、他の2人の女性は売春婦であった。
アメリカでありがちの売春婦殺人だが、ハンプトンが少し異質なのは、ディクソンはおそらく最初から殺害するつもりではなかった事だ。
行為を終えた後、おそらくお金の問題で揉め、怒ったハンプトンがディクソンを殺害したと思われるが、ハンプトンが異常な事にかわりはない。
だが、同日に2人の売春婦を殺害しており、片方を殺害した後、再び売春婦を買って殺害するという異常振りであった。
ハンプトンの幼少時代の詳細がない為、どのような人生を送ってきたのかわからない。
ただ、これほどの事件を犯す程なので、恐らくまともな環境で成長してはいないだろう。
犯行の様子からハンプトンは典型的なアメリカ型の殺人鬼といえる。
コメント
コメント一覧 (4)
もし、この間に「余罪」が無いのなら2人目の性交渉時に殺人時のフラッシュバックが起こり興奮状態で殺人衝動に陥って連続的に殺人をしたのかも知れません。
全く酌量余地が無いのに懲役65年って・・・・・・やはり3人とも売春婦だったのではないでしょうか?
売春婦殺人は判決が軽くなる傾向が高く、有期刑は減刑される事も多いので不可解です。
もっと厳しく罰っして欲しいものです。
詳細はありませんでしたが、恐らく微罪で捕まっていたのではないでしょうか。
余罪がないのであればその可能性はありますね。
アメリカの判決はよくわからないですよね。
基本的には日本よりも格段に厳しいとは思いますが。
納得はいきませんが、仰る通り売春婦というのはあるかもしれませんね。
謎は多いですね。