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ダニエル・ペトリー (ブラジル)
【1991 ~ 】



ダニエル・フェリペ・ペトリーは、1991年、ブラジル・サンタカタリーナ州ブルメナウで生まれた。


ペトリーは子供の頃から反抗的な性格で、挑発的な言動や行動が目立った。

その為、ペトリーは精神科に通院した。

ペトリーはそんな自分自身が嫌で、テレビやインターネットにのめり込む事で現実逃避した。

ペトリーの両親はそんな息子を嫌悪し、早い段階で見捨てた。


ペトリーは学校を退学し、テレビを見たり音楽を聴いたり、ネットサーフィン等で日々を過ごした。

そんな中、ペトリーは『Tibia (脛骨) 』というオンラインゲームに没頭する。

そして、そのオンラインゲーム上で、ガブリエル・クーン (12歳) という少年と出会う。

オンラインゲーム上で仲良くなった2人だったが、偶然にも隣人同士という事もあり、4歳という年齢差はあったもののすぐに意気投合した。


クーンは、1995年、安定した家庭に生まれた。

クーンはペトリーとは真逆の性格で、丁寧な対応と相手に敬意を払うような子供であった。

また、成績も良く、優秀な成績を修めた。

そんなペトリーとクーンであったが、本人同士仲良くなると共に、親同士も仲良くなる。

特にペトリーの親がクーンの両親に子供の悩みを話し、クーンの親もそれを親身になって聞いていた。

しかし、あまりに急速に深まった関係はそれと同時に些細な事で崩壊を招く。


ペトリーはゲーム内での仮想のお金を長時間のプレイによる敵を撃破する事で貯めていた。

それは2万匹という相当な数の敵を倒して手にしたお金であった。

クーンはペトリーにそのお金を借して欲しいと頼んだ。

ペトリーはいずれ返してくれるのならと、クーンにお金を貸した。

しかし、しばらくしてペトリーは返金を要求したが、クーンはそれを拒否する。

ペトリーはクーンに騙されたと感じ、怒りが頂点に達した。


2007年7月23日、ペトリーはクーンの家に向かい、ドアを叩いた。

クーンがドアを開けると、ペトリーがクーンに襲い掛かった。

ペトリーはクーンを掴むと寝室に連れて行き、殴りつけた。

そして、ワイヤーを取り出すとクーンの首に巻いて絞めた。

すると、クーンは意識を失った。

ペトリーはクーンを殺したと思ったので、死体を屋根裏部屋に隠そうとするが、体が大きく重くて上手く運べなかった。

その為、ペトリーはクーンの体を解体して運ぼうと考え、手のこでクーンの体を切断し始めた。

しかし、激痛でクーンが起き、痛みで悲鳴を上げる。

だが、ペトリーは無視してそのまま続けた。

ペトリーがクーンの左足を切断した時、出血性ショックによりクーンは死亡し、悲鳴は止まった。

その後もペトリーは解体を続け、クーンの右足も切断する。

ペトリーは解体後、クーンの死体をトラップドアに隠そうと考え、多くのケーブルで体を巻き、持ち上げようとするが、解体しても重かった為諦め、そのまま玄関から入ったすぐの廊下に放置して家を去った。

クーンの母親と弟が家に帰ると、変わり果てたクーンの姿に驚愕し、すぐに警察に通報した。

警察が現場に駆けつけると、そのあまりの惨状に、日頃、凄惨な現場を見慣れている警官たちですらその様子に唖然とする。

警察がクーンのパソコンを調べると、ペトリーとのやりとりが見つかり、ペトリーはすぐに逮捕された。

逮捕されたペトリーは殺害を認めたが、警察はペトリーの同性愛を疑った。

理由はクーンの死体を検死した所、クーンが強姦された形跡があったからだった。

しかし、ペトリーは同性愛を否認した。

ペトリーは殺害動機を語り、

「オンラインゲームが僕を狂わせた」

と警察に話した。

事件が公になると、まだ16歳の少年が短絡的な理由で起こした事件にブラジル全土は震撼し、前例のない事件として騒然となった。


裁判でペトリーは年齢を考慮され、3年の懲役刑が言い渡され、少年刑務所に収監された。


最後にペトリーがインタビューに答えた発言で終わりたいと思います。

「僕は彼に騙された。僕の全ては彼を殺す事だった。彼は今、地獄か天国にいると思うが、僕は彼がどこにいようとも必ず見つけ出し、再び殺します」



∽ 総評 ∽

オンラインゲームで仲良くなった相手に裏切られたと感じ殺害したペトリー。

オンラインゲーム上で仲良くなり、ゲーム内のお金を貸したが返してもらえない事に怒りが頂点に達し、殺害に至った。

現実世界の現金の貸し借りで怒りを覚え、殺害に至るというのはある程度理解も出来るが、ペトリーが怒りを露にしたのは所詮ゲーム内でのお金である (ただ、ゲーム内のお金と言えど長時間プレイした事で苦労して手に入れたお金ではある) 。

ペトリーの殺害動機は安直で短絡的過ぎて救いようがないが、本人は裏切られたと感じ、恨みを募らせた。

ペトリーの発言を聞くと、殺しても殺し足りないというその怒りの凄まじさが見てとれる。

だが、ペトリーは子供の頃から精神に問題があり、すでにまともな精神状態ではなかった。

そんなペトリーはネットゲームにはまり、ゲームが唯一の拠り所だったのだろう。

その為、より裏切られたという気持ちが強かったと思われる。

ただ、ネット隆盛の現在では、他にも同じような似た事件が起きており、とても他人事ではない。

余談だがクーンの解体された様子はネットで簡単に見る事が出来る。

かなりショッキングな画像なので、もし見られるのであれば注意して頂きたい。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★★☆
・残虐度 ★★★★★★★★★☆
・異常性 ★★★★★★★★★☆
・特異性 ★★★★★★★★☆☆
・殺人数 1人

《犯行期間:2007年7月23日》