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ウラジミール・ミルゴロド (ロシア)
【1979 ~ 】



2002年から2004年にかけて、ロシアの首都モスクワで連続殺人事件が発生する。

犠牲者は最低でも16人に及び、その内15人が成人女性で、1人が13歳の少女であった。

女性は全員が強姦されており、死因は首を絞められた事による絞殺であった。

殺害場所はモスクワの北東で、殺害方法も同じ事から警察は同一犯によるものとみて捜査を進めた。

すると、犯人の魔の手から逃れる事が出来た被害者が何人もいる事がわかった。

警察は被害者達から犯人の情報を聞き出す。

だが、被害者達から有力な情報を聞き出していたにもかかわらず、警察はボリス・グリズロフ内務省と結託し、一連の殺人事件をないものとして隠蔽した。

その為、犯人が捕まる事はなかったが、犯行は2004年にピタリと治まり、その後、発生する事はなかった。

しかし、その後、ロシアは採取した指紋をデジタル化しており、一連の犯行現場に残された指紋のデータも保存していた。


2010年、その指紋がこの時、すでに逮捕され刑務所に収監されていたモスクワ出身のウラジミール・ミルゴロドだと判明する。

ミルゴロドは強盗や強姦の罪で2005年1月から刑務所に収監されていた。

ミルゴロドを追及すると、ミルゴロドはこれまでの一連の殺人を認めた。

ミルゴロドは標的を見つけると、公園や荒野に連れて行き、強姦した後にベルトで首を絞めて殺害した。


2012年1月30日、裁判でミルゴロドは殺人罪で有罪判決が下され、終身刑が言い渡された。



《殺人数》
16人
(他犯罪多数)

《犯行期間》
2002年~2004年




∽ 総評 ∽

『Glassy-eyed Madman (狂った狂人) 』と呼ばれ最低でも16人を殺害したミルゴロド。

ミルゴロドは2002年から2004年まで殺人を行い、それ以降、行っていなかったが、それは刑務所に収監されていた為だった。

しかし、それは殺人で逮捕されていたわけではなく、他の罪で逮捕されていただけだが、結果、そのおかげで犠牲者が増える事がなかったので良かったといえる。

ミルゴロドの幼少の詳細がない為、なぜ、これほど異常になったのかよくわからないが、ロシアはこのミルゴロドのように理解不能な殺人鬼が多い。

警察は当時の内務省と結託し、事件を隠蔽したが、その理由がよくわからない。

その為、犯人は捕まらず被害者が増えたのは明らかで、こんな事が許されていいはずがない。

ロシアはかつて「シリアルキラーというのは民主主義国家の産物」という考え方のもと、アンドレイ・チカチーロのような愚行を許す事となった。

今回のミルゴロドももしかしたらそのような考え方により隠蔽されたのかもしれない。