マシュー・ハリス (オーストラリア)
【1968 ~ 】
マシュー・ジェームズ・ハリスは、1968年6月30日、オーストラリアで生まれた。
1998年6月20日、ハリスは共犯者のケネス・スコット・フレイジャー (♂) と共にトラン・グエン (♀) の家に押し入った。
そして、3人の子供の目の前でグエンをナイフで脅し、58ドル (約7500円) を奪って逃走した。
ハリス達が強盗に押し入った理由は、アルコールを買う為だった。
同年10月1日、ハリスはピーター・ウェンナーボム (62歳♂) の家に押し入った。
そして、ウェンナーボムの首を絞めて殺害した。
実はハリスはウェンナーボムの姉妹エレイン・デ・ジョンの友人であった。
同年10月17日、ハリスは知的障害者のイヴォンヌ・フォード (33歳♀) の家に向かう。
そして、フォードがハリスを家の中に入れると、ハリスは性行為をしようとフォードに接近する。
その後、ハリスはフォードと共に浴室に入ると、フォードの首を絞め水の張ったバスタブの中にフォードを沈めた。
フォードを3、4分水の中に沈め、ハリスはフォードを殺害した。
同年11月3日、ハリスは隣人のロナルド・ガルヴィン (♂) の首を絞めて殺害する。
ガルヴィンの死体を運ぶのに、ハリスはエレインに車を借りた。
ハリスはガルヴィン殺害から数日後、過量のヘロインを摂取して自殺を図ったが、未遂に終わった。
同年12月1日、ハリスは逮捕された。
ハリスは逮捕される直前にまたしても過量のヘロイン摂取により自殺を図ったが、今度も未遂に終わった。
ハリスは逮捕後、フォード殺害について
「彼女は不運だった。彼女は一切の抵抗を示さず、殺すのが比較的簡単でした」
と話し、知的障害者を嫌っていたとも述べた。
また、ガルヴィン殺害の理由はガルヴィンに対する怒りだと述べた。
1999年12月3日、裁判でハリスはグエンに対する強盗で有罪判決が下された。
2000年4月7日、ハリスは最低25年は仮釈放の可能性がない40年の禁錮刑が言い渡された。
同年12月20日、ハリスは仮釈放の可能性がない終身刑に変更された。
最後にハリスがウェンナーボム殺害の様子を警察に語った言葉で終わりたいと思います。
「彼は抵抗したが老人でした。その為、何もする事が出来なかった」
《殺人数》
3人
《犯行期間》
1998年10月1日~同年11月3日
∽ 総評 ∽
隣人や知人など3人を殺害したハリス。
ハリスは殺害動機が怒りや知的障害者への嫌悪だと述べたが、その考えは身勝手極まりない。
フォード殺害を語った言葉も不運だったとか簡単だったとか、まるで他人事のように語り反省の色が微塵もなく、まさに鬼畜の所業と呼べる。
ハリスはウェンナーボム殺害後、ガルヴィンの死体を運ぶ為にウェンナーボムの姉妹エレインに車を借りた。
殺害した相手の姉妹に平然と車を借りるあたり、ハリスには良心が微塵もなく、生粋のサイコパスといえる。
ハリスは逮捕前に自殺を図り、未遂に終わってしまったが、この時、死んでくれれば少しは遺族は救われたであろう。
コメント
コメント一覧 (12)
おそらく自殺を謀った事で懲役を短縮出来ると考えたのだと思われます。
自殺未遂がアザと過ぎた為に懲役40年が終身刑になったのだと思います。
この無慈悲な鬼畜の所業に被害者には一片の非が無く、一方的に殺戮する意思が満々で乗り込んでいます。
しかも供述では薄ら笑いさえしていたそうです。
死刑廃止されている国なので非常に残念です。
警察官も「抵抗した」として射殺してしまえば良いのに・・・・・・
なるほど、確かにそうかもしれませんね。
「自殺するくらい後悔してるし反省している」というのをアピールしただけかもしれませんね。
死刑にならないのが非常に残念ですね。
私ならすぐに処刑してキツネやディンゴ、ワニのエサにさせたいです。
卑怯な犯罪ですね。
まあ結構こういう異常者は多いですが。
残念ながらどうしようもないですね。
まともな人間がいる一方、一定数異常者がいるのは自然の摂理であり、おかしな事ではありません。
ではとうすればいいのか?
答えは簡単です。
被害を0に出来ないのならなるべく0に近づけるよう対策を講じればいいのです。
ここでいう対策とは、まず、異常者を早期に発見して処理するシステムの構築、異常者には厳罰をもって望み、無闇な釈放による二次被害を完全に防ぐ。
あと、まだまだありますが個人的にはしっかりと対策すればかなりの被害を減らす事が出来ると思います。
自分もそう自覚しますね。確認してきます。
私の何に共感して下さっているのかわかりませんが、ありがとうございます。
知らない事件ですね。
今度調べてみます。
「良く撮れている」写真ですね。
麻薬の影響か、どこか異常な表情を浮かべていますが。
犯人は自殺したかったというよりも、
「死んでもいいから快感を得たかった」のでしょう。
ヘロインの幸福感は凄まじいと言いますから。
これだけの快楽という事は、反動(禁断症状)もかなりのものになると思われ、
天国を見せられた後で、この世の全てが地獄に見えるでしょう。
犯人が今、刑務所で苦しんでいるかは分かりませんが、
人間の精神状態ではなくなっているかも知れませんね。
たまにそういう事がありますね。
麻薬というのはその時の快感が凄まじいと聞くのでなかなか止められないのでしょう。
人に迷惑を一切かけないのであれば廃人覚悟でやるなら好きにすればいいと思います。