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ミシェル・マルテンス (アメリカ)
【1981 ~ 】



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ファビアン・ゴンザレス (アメリカ)
【1985 ~ 】



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ジェシカ・ケリー (アメリカ)
【1985 ~ 】



2016年8月23日、アメリカ・ニューメキシコ州アルバカーキでビクトリア・マルテンスというわずか10歳の少女が殺害される。

殺害したのは実の母親であるミシェル・マルテンス (35歳) とそのボーイフレンド、ファビアン・ゴンザレス (31歳) 、ゴンザレスの従姉妹ジェシカ・ケリー (31歳) の3人であった。

3人は嫌がるビクトリアに無理やりメセドリン (アンフェタミンの一種で、中枢神経興奮剤。通常、硫塩酸の形で覚醒剤や食欲抑制剤として用いられる。中毒者がよく使用する市販薬には他にはベンゼドリン、デキセドリン等がある) を投与した。

この時、ビクトリアは母ミシェルに助けてくれるよう懇願したが、そんな娘をミシェルは無視した。

メセドリンを無理やり大量に投与され、意識が朦朧としているビクトリアをゴンザレスが強姦した。

そして、強姦し終わると、ビクトリアの首を絞めて殺害し、体を何度も突き刺した。

その後、ビクトリアの手足を切断し、体を解体した。

最後はビクトリアの死体を毛布に包み燃やした。

実の娘がボーイフレンドに強姦されている様子に興奮を覚えたミシェルは、ビクトリアを解体してから20分後、先程まで娘を強姦していたゴンザレスと性行為に及んだ。

殺害されたビクトリアは、前日に10回目の誕生日を迎えたばかりであった。


翌日の24日、ミシェルたちはビクトリア殺害容疑で逮捕される。

逮捕された当初、ミシェルは無実を主張した。

しかし、ジェシカがビクトリア殺害を認めた。

また、ゴンザレスは

「ビクトリアを強姦したのをミシェルが見ていて興奮していた」

と殺害当時の様子を告発した。

更にゴンザレスは

「ビクトリアがミシェルに助けを求めたが、ミシェルは無視して続けた」

とも供述した。

ミシェルとゴンザレスの出会いは、事件の約1ヶ月前ほどに、出会い系のサイトで知り合ったのがきっかけだった。

事件当時、ミシェルは食料品店で働いていた。

ミシェルにはビクトリアの他に息子ジェイソン (ビクトリアの兄) がいたが、事件当日、ジェイソンはミシェルと別れた父親の所に行っており、家に居なかった。

事件を担当した警察署の署長は
「私が今まで見た中で最も悪で陰惨な事件」
と語った。

ミシェルの保釈金は100万ドル (約1億円) に設定された。

ゴンザレスとジェシカは、これまで他にも多くの犯罪を行っていた事が判明した。

ゴンザレスは強姦を犯した2003年から犯罪歴が始まり、それは2012年まで続いていた。

ミシェルは初めて法廷に出廷した際、車椅子で出廷した。

実はミシェルは逮捕の際、バルコニーから逃走を図り、その時に足を負傷していたのだった。


ミシェル達3人の裁判は、2017年から本格的に始まると予想されている。



∽ 総評 ∽

自身の娘をボーイフレンドに強姦させ、その後、殺害して解体したミシェルたち。

しかも、強姦されていた娘を見て興奮し、娘殺害後にその娘を殺したボーイフレンドと自らも性行為に及ぶという鬼畜振りであった。

この事件は子供に対する虐待となるのだろうが、その残虐振りは殴る蹴るの比ではない (長期的にいたぶられるという事を考えると普通の虐待も残酷ではあるが) 。

ミシェルとゴンザレスは恋人同士であるのでわかるが、従姉妹のジェシカの存在がよくわからない。

その場にいるのもわからないが、この異常な狂宴に参加する意味も余計わからない。

ミシェルの家庭環境がいまいちよくわからないが、娘をこれほどまでに無惨に惨殺するくらいなので、まともな生活状況ではなかったであろう。

事件当日、もし、息子ジェイソンもいたら同じように惨殺された可能性は高く、その事だけは良かったと思う。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★★☆
・残虐度 ★★★★★★★★☆☆
・異常性 ★★★★★★★★☆☆
・特異性 ★★★★★★★☆☆☆
・殺人数 1人

《犯行期間:2016年8月23日》