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エドウィン・カプラット (アメリカ)
【1964 ~ 1995】



1993年8月7日、アメリカ・フロリダ州ヘルナンド郡でソフィア・ギャリティ (80歳♀) が焼死体で発見される。

ギャリティは未亡人で、家には火災探知機が設置されていたが、ギャリティは警報に気づかなかった。

また、ギャリティの死体は黒焦げになっていたが、検死の結果、強姦されていた事が判明した。


同年8月17日、同じくヘルナンド郡で、ラス・ゴールドスミス (70歳♀) が焼け落ちた家の中から焼死体で発見される。

ゴールドスミスも未亡人であり、ギャリティの家と同じく火災探知機が設置されていたが、ギャリティと同じく警報に気づかなかった。


同年24日、80代の老夫婦が住む家が放火される。

しかし、消防隊の迅速な消火活動により火は鎮火し、夫婦は無事救出される。

当初はただの放火事件とされたが、夫婦は気を失っており、数日後、事情聴取すると、放火に遭う前、何者かに殴られたと供述した。

警察は夫婦に犯人の顔や特徴を聞くが、夫婦は覚えていなかった。


同年9月7日、未亡人リディア・リデル (79歳♀) が焼死体で発見される。

リデルも強姦されていた。


同年9月30日、未亡人ローレイン・ドー (87歳♀) が焼死体で発見される。

半壊した家から発見されたドーは、検死の結果、強姦されていた事がわかった。

また、ただの強姦ではなく凌辱の限りを尽くされ、直接の死因は焼死ではなく絞殺であった。

しかも、かなり強い力が加えられたのか、首の骨はおろか舌骨すらも折れていた。

ドーの家から検出された指紋は他の現場にあった指紋と一致し、また、その指紋は過去に逮捕され登録されていた指紋と一致した。

その指紋の持ち主は、エドウィン・バーナード・カプラットという29歳の麻薬中毒者であった。

カプラットは以前、麻薬の不法所持で逮捕されていたが、証拠不十分で起訴は免れ、しかも放火の前歴があり、その際に指紋をとられていた。


同年10月8日、カプラットは逮捕された。

逮捕されたカプラットは、定職に就かず、未亡人の老婆の家で力仕事をしたり、庭仕事をして小銭を稼いでいた。

カプラットは独り寂しい老婆の話し相手となり、信用させて騙して殺害していた事がわかった。

また、カプラットは1991年に男性を殺害したと自白し、カプラットの供述通り死体が発見された (どういう経緯でどんな相手か詳細は不明) 。


1995年2月28日、カプラットには死刑が言い渡された。


同年4月19日、カプラットは刑務所で他の囚人マリオ・ララとリゴベルト・サンチェス=ベラスコにより殺害された。


最後に逮捕された際のカプラットの言葉で終わりたいと思います。

「婆さんは性行為すると大抵が心臓発作を起こして苦しむんだ。だから苦しませちゃ悪いと思い首を絞めて殺したんだ」



∽ 総評 ∽

『Granny Killer (老婆殺人者) 』と呼ばれ、老婆ばかりを殺害したカプラット。

カプラットのように老婆を好むシリアルキラーは意外に多い。

カプラットは強姦し、主に絞殺した後に家を燃やしたが、カプラットは元々放火の逮捕歴があった事から生粋の放火魔であったのだろう。

カプラットは幼少の頃の詳細がなく、どのように育ったのかよくわからないが、多分、まともな生活環境ではなかったと思われる。

カプラットは独り身の老婆に言葉巧みに近づき、信用させてから殺害するという狡猾振りを発揮した。

その様子を見る限り、カプラットのIQは高かったと言える。

カプラットは殺害後に死体を燃やしていたが、これは基本的には証拠隠滅という要素が強い。

ただ、カプラットはそうではなく、恐らく死体を燃やす事に自身の犯罪への達成感を感じてしたのではないかと思われる。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★★☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★★★☆☆☆
・殺人数 5人

《犯行期間:1991年~1993年9月30日》