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ボリス・グサコフ (ロシア)
【1938 ~ 1970】



ボリス・ワシリエヴィッチ・グサコフは、1938年、ロシア (当時はソ連)・モスクワ州バラシハのサルチコフカ地区で生まれた。

グサコフの家族はアルコール中毒者で、グサコフは幼少の頃から精神障害に苦しむようになる。

本来は治療が行われるはずであったが、当時、『第二次世界大戦』真っ只中であった為、それどころではなく、治療は見送られた。


1955年、グサコフは高校を卒業するが、大学には行かずにカメラマンとして働き始める。


1958年、グサコフは結婚する (1968年に娘が生まれている) 。


同年、グサコフはソ連軍に入隊し、1961年まで3年間、勤めた。

軍を除隊後、グサコフは窃盗で逮捕され、有罪判決が下されている。


1962年5月、グサコフは工場のカメラマンとして1965年7月まで働いた。


そして、1963年12月から1964年6月21日まで、グサコフは何人もの女の子を襲い始める。

その内、11歳の少女を強姦し、殺害した。


同年8月、グサコフはソ連内務省の研究所に1966年7月までカメラマンとして働き始めた。


1965年9月4日、グサコフは若い女性を強姦し、殺害した。

この2件の強姦殺人は、1968年まで警察によって隠され秘密にされた。


1967年1月、グサコフは化学研究施設の腫瘍を取り扱う部署で、写真のエンジニアとして働き始める。

しかし、1968年1月、グサコフは規律違反を犯して解雇された。


その後、グサコフはモスクワ警察の暗室で働き始め、同年5月まで働くが、この間に殺人を犯す。


同年3月11日、グサコフはモスクワにあるパワーエンジニアリング研究所で2人の女子学生を強姦し、殺害した。

この殺害事件では他の男性の大学生に容疑がかかった。


同年4月、グサコフは9歳の女の子を襲った後、若いカップルを襲った。

グサコフはカップルの男性を殴って失神させると、女性を強姦して殺害した。

しかし、男性は生きており、すぐに警察に通報した。


同年5月16日、グサコフはモスクワ州南部にあるセルフポフで、2人の女子高生を見つけると、田園地方に行こうと誘う。

当初、グサコフは女子高生を毒殺し、肉切り包丁で切り刻もうと考えていた。

しかし、グサコフが襲い掛かろうとすると、女子高生は逃げ出した。

そして、すぐ近くにいた警官に事情を話し、その場でグサコフは逮捕された。


1969年、裁判でグサコフは5つの殺人で有罪判決が下され、死刑が言い渡された。

グサコフは恩赦を求めたが、拒否された。


1970年、モスクワで銃殺隊による死刑が執行された。



∽ 総評 ∽

旧ソ連で若い女性や女の子ばかり襲い5人殺害したグサコフ。

グサコフはアルコール中毒の家族の影響で (おそらく虐待) 、子供の頃から精神障害に悩んだが、治療される事なく成長した。

治療もまともにされないグサコフが異常になるのは当然であり、戦後の混沌とした時代背景もあるが、しっかりとした治療を行うべきであった。

グサコフは少女ばかりを襲っているので、ペドフィリア (小児性愛) と言えるだろうが、何故、そうなったのかはわからない。

こんな異常者のグサコフだが、様々な仕事に就いている。

カメラマンとしては優秀だったのかもしれないが、こんな人間に重要な機関で仕事を任せるというのは危険で恐ろしい話である。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 5人
(他強姦多数)
《犯行期間:1963年12月~1968年3月11日》