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オービル・メイジャース (アメリカ)
【1961 ~ 】



オービル・リン・メイジャースは、1961年4月24日、インディアナ州クリントンで生まれた。


メイジャースはヴァーミリオン郡病院に准看護師として働き始めた。

すると、メイジャースが働き始めてから、患者の死が相次ぐようになる。

ヴァーミリオン郡病院では、年間の患者の死亡数が平均で26人程度であったのたが、年間100人以上に膨れ上がった。

ほぼ、毎日1人の患者が死んでいった。

さすがにこの異常事態に病院も疑問を抱き、調査を開始する。

そして、メイジャースが当番だった日に限り、他の看護師の当番の日と比べ、普段の2倍以上の患者が死亡していた事を突き止める。

メイジャースは最低7人の患者に塩化カリウムを注入して殺害したとみられた。


しかし、決定的な証拠が見つかなかった為、1995年、病院側はメイジャースを解雇すると共に、メイジャースの看護師資格を停止した (メイジャース解雇後、病院の年間の患者死亡数は平均の数値に落ち着いた) 。


その後もインディアナ州当局はメイジャースに対する捜査を進め、1997年12月29日、ついにメイジャースを逮捕する。

メイジャースが塩化カリウムを注入する所を見た所を目撃したという人物が多数現れ、また、同僚によると、メイジャースが日頃から高齢者を嫌っていたと供述した。

結局、メイジャースによる確実な犠牲者は、メアリー・アン・オルダースン (69歳♀) 、ドロシア・ヒクソン (80歳♀) 、セシル・スミス (74歳♂) 、ルエラ・ホプキンス (89歳♀) 、マーガレット・ホルニック (79歳♀) 、フレディー・ウィルソン (56歳♂) 、デリク・マクスウェル (64歳♂) の6人であった。


裁判でメイジャースが日頃から高齢者を「廃棄物」や他に様々な侮蔑的発言をしていた事が判明した。

また、メイジャースが殺人に使用した致命的な物質や薬物が自宅から発見された。


1999年11月13日、メイジャースには6人殺害で有罪判決が下され、懲役360年が言い渡された。

このメイジャースの事件に対する警察の捜査と起訴までのエピソードは、テレビ番組『Broken Trust』シーズン9の第11話で紹介されている。


最後にメイジャースが同僚に高齢者について語った言葉で終わりたいと思います。

「彼らはガス処刑されるべきである」



∽ 総評 ∽

高齢者を嫌い、自ら手を下したメイジャース。

今までにもいわゆる『死の天使』を何人も紹介してきたが、このメイジャースのような動機は珍しい。

メイジャースは高齢者を嫌い、普段から侮辱していたが、そういう考えの人間は残念ながら意外に多い。

先日、発生した相模原市殺傷事件の犯人は障害者を嫌い凶行に走ったが、内容は違えど、標的を嫌うという部分では根本的に両者は非常に似ていると言える。

障害者は別として、高齢者を嫌うというのは、自身も将来、年を取ればいずれその一員になるのだ。

では、自分がいざそうなった時、自殺でもしてさっさと死んでくれればいいのだが、こういう人間は人一倍生にしがみつき、自殺する事は決してないだろう。

病院での殺人は専門的知識に加え、元々患者によっては死と隣り合わせの為、証拠がでにくく、また、隠し易い傾向にある為、非常に逮捕されずらい。

現在、日本の横浜市の大口病院でも患者の相次ぐ死が発生し、50人を殺害したのではないかと騒がれているが、犯人はこのメイジャースのような人間かもしれない。

日本の事件は今後の捜査の展開が注目される。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 6人
(130人以上の可能性有り)
《犯行期間:1993年~1995年》