エディ・メイズ (アメリカ)
【1928? ~ 1963】
エディ・リー・メイズは、アメリカ・ノースカロライナ州出身のアフリカ系アメリカ人であった。
生年は1928年とも、1929年とも言われている。
1961年3月23日、メイズは共犯者の2人とニューヨーク州オシニングで、バーを襲撃する。
そして、バーテンダーや客から275ドル (約10万円) を奪った。
しかし、マリア・マリーニ (31歳♀) の財布を奪った時、中に現金が入っていなかった為、それに激怒したメイズは銃で撃って射殺した。
逮捕されたメイズは、裁判でギャングに所属しており、逮捕される6周間の間、52件の強盗を犯していた事がわかった。
1962年、メイズは強盗殺人で有罪判決が下され、死刑が言い渡された。
死刑判決後、メイズは記者団に
「電気椅子で処刑されるだろう」
と語った。
1963年8月15日午後10時、メイズには電気椅子による死刑が執行された。
メイズは電流を流して3分後に死亡が確認された。
メイズのスペシャル・ミール (最後の特別な食事) は、煙草1箱であった。
このメイズの電気椅子による処刑は、ニューヨーク州としては1914年以来の処刑であり (絞首刑は1890年に廃止されている) 、ニューヨーク州は1965年に死刑が廃止されたので、メイズは現段階でニューヨーク州で処刑された最後の死刑囚となっている。
∽ 総評 ∽
ギャングの一員としてバーを襲撃したメイズ。
メイズは処刑される前にわずか6週間で52件もの強盗を行っており、単純に計算すると1日1件以上になり、これはかなりの数だ。
ただ、その強盗の際は殺害された人はいなかったので、基本的に殺しはしない方針なのか、たまたまなのかはわからない (ただ、マリーニは殺害しているのでたまたま殺人を犯さなかっただけの可能性が高い) 。
殺害された数や事件の内容を見る限り、よくある事件であり特筆する所はないが、今のところメイズはニューヨーク州における最後に処刑された死刑囚として歴史にその名を刻んでいる。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・特異性 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・殺人数 1人 (他強盗多数)
《犯行期間:1961年3月23日》
コメント
コメント一覧 (4)
こいつはお仕事の強盗で殺人が趣味ってわけじゃなさそうだが、金持ってないからって殺されちゃたまらんわ
殴るくらいにしとけば(ダメだが)自分も死なずにすんだかもしれんのに…アホが命取りになった印象
一年間面白い記事ありがとうございました
来年も楽しみにしてますよ!
お久し振りです。
お元気そうで何よりです。
本当ですね。
お金持ってたら殺されずに済んだかもしれないと思うと何かやりきれない気持ちになります。
1年間ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
死刑判決後のコメントが何だか他人事のようで、この人は自分の命にも無関心だったのかな、と思います。
確かにそうですね。
強盗目的ならお金を持っていない時点で見逃すか、顔を見られたから殺害するなら仰る通りまだわかります。
シリアルキラーには結構いますね。
人の命に淡白なので自分の命に淡白な人物が多いですね。
かのアルバート・フィッシュも
「特に生きる事にも死ぬ事にも興味がない」
と言っていますが、彼もそうだったのかもしれませんね。