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デビッド・シメラネ (スワジランド)
【1956 ~ 】



デビッド・タボ・シメラネ (別名、デビッド・アルバート・ムシャンガ) は、1956年、スワジランド (アフリカ南部の国) で生まれた。

シメラネはスワジランド・ンコーセニで育った。


シメラネは1976年に強姦や強盗を行うようになっており、逮捕され有罪判決を受けていた。


1993年6月23日、シメラネは強姦で再び逮捕され、刑務所に収監された。

だが、シメラネはこの強姦に関しては行っていないと主張する。

しかし、シメラネのこの主張は無視され、実刑を受けて刑務所に入れられた。


1999年、刑務所から出所したシメラネは、改めて誰も強姦していないと主張するが、再び相手にされなかった。

この事で怒りが限界に達したシメラネは復讐を始める。

シメラネはマンツィーニの森で女性を強姦し、殺害した。

そして、マルカーンズで死体を投げ下ろした。


シメラネの殺人は2001年まで続き、同年4月25日、シメラネはンランガーノで逮捕される。

逮捕されたシメラネは2年間で45人の女性殺害を告白し、死体を捨てた場所を警察に告げた。

殺害された女性たちの内、数人は妊婦である事も判明した。


2011年3月23日、裁判でシメラネには25人の女性と3人の子供の殺人で有罪判決が下された。


同年4月1日、シメラネには死刑が言い渡された。



∽ 総評 ∽

強姦していないと主張し (あくまで本人談) 、無実の罪で投獄された事に憤慨して殺人を行ったシメラネ。

シメラネは6年間の服役の後、強姦していないと主張したが相手にされなかった事で女性を殺すようになった。

その数はシメラネが言うには45人で
(確実なのは28人) 、その怒りの強さが伺える。

シメラネは強姦を行っていないと頑なに主張したが、これほど主張しているので恐らく実際はしていないのだろう。

だが、シメラネがやってもない罪を着せられたのは、日頃の素行の悪さの為だ。

以前には強盗や強姦で逮捕された事実があり、警察がシメラネが再犯を犯したと判断したのもそれなりに納得できる。

杜撰な捜査があったのかもしれないが「火のない所に煙は立たず」であり、元々嫌疑をかけられるような生活を送っていたシメラネに問題がある。

ただ、本当にシメラネが無実だったとして、自身を陥れた女性や判決を下した裁判官や警官に復讐するならまだ理解も出来るが、その怒りを見知らぬ女性に向けるというのは身勝手この上なく、まったくもって同情の余地はない。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★★☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 45人

《犯行期間:1999年~2001年》