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アブデルアリ・ハディ (モロッコ)
【1962 ~ 】



2004年9月7日、モロッコ・アガディールから程近いタルーダントで1人の男性が逮捕される。

男の名はアブデルアリ・ハディ。

ハディは2001年から2004年の約3年間、タルーダントで9人の子供を殺害したのだった。

ハディは3年の間で8人の13歳から16歳の少年を誘拐し、強姦する。

そして、拷問の末、殺害し、バラバラにした。

ハディはバラバラにした死体を墓地の近くに埋め、1ヶ月後、わざわざ掘り起こし、ビニール袋に入れた。

そして、公的なゴミ捨て場に遺棄したのだった。

ハディは逮捕された時、事件の起こった近くにホームレスとして住んでおり、警察はハディを『精神異常ホームレス』と評した。


実は逮捕された際は8人の殺人容疑での逮捕だったのだが、裁判でハディ自身が最後に未解決であった少年の殺害を認めた。

裁判で被害者の家族には1人3000モロッコ・ディルハム (約3万5000円) から2万モロッコ・ディルハム (約22万6000円) の補償が約束された。


同年12月2日、ハディには死刑が宣告された。



∽ 総評 ∽

『Taroudant Serial Killer (タルーダント連続殺人者) 』と呼ばれ、3年で9人の少年を殺害したハディ。

モロッコという国柄のせいか、ハディについての詳細も少なく、何故、これほどの異常者になったのかよくわからない。

南アフリカ共和国を除き、アフリカは未開の地が多く、これまで何人かは紹介してきたが、欧米に比べて格段に少ない。

多いのに発展途上の国柄伝わってないだけなのか、元々少ないのか、私自身が知らないだけなのか不明な点が多い。

アフリカは人類誕生の地と呼ばれるが、この神秘の大地は今後、どのようなシリアルキラーを輩出していくのだろうか。
 


【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★★★☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 9人

《犯行期間:2001年~2004年》