image













フォルカー・エッカート (ドイツ)
【1959 ~ 2007】



2006年11月17日、ドイツ・ケルンで1人の男性が逮捕される。

逮捕されたのはフォルカー・エッカート (1959年7月1日、東ドイツ・プラウエン生まれ) という47歳の元トラック・ドライバーであった。

エッカートはスペイン・バルセロナでブルガリア出身の売春婦 (22歳) を絞め殺した。

この殺人事件でスペイン当局がエッカートの逮捕状を発行しており、ドイツで逮捕されたのだった。

エッカートの家を家宅捜索した警察は、いくつもの髪の毛の束や、何人もの女性の拷問の様子を写した写真を発見する。

そして、トラックには様々な拷問道具が完備されていた。

取り調べに対し、エッカートのこれまでの犯行が明らかになる。


エッカートによる最初の殺人は、1974年5月7日まで遡り、当時、15歳の時に14歳の女の子を殺害したのが始まりであった。

そして、エッカートはチェコ、フランス、ドイツ、イタリア、スペインとヨーロッパ各国を渡り歩き、殺人行脚を始めた。


エッカートは1999年から2006年の間にスペインで3人の売春婦を殺害する。


2002年8月、エッカートは北フランスのトルワでシエラレオネ出身の売春婦を含む、売春婦2人を殺害。


2004年9月、エッカートは北イタリアのレッツァートでガーナ出身の売春婦を含む3人の売春婦を殺害した。

結局、エッカートは最低でも9人は殺害したが、警察は犯行期間の長さと多くの国を行き来している事からもっと殺害していると考えていた。

現に各国で未解決となっている7件の事件はエッカートによるものだと思われた。


2007年7月2日、エッカートはドイツ・バイロイトの刑務所で自殺している所を発見された。

享年48歳。

誕生日を迎えた翌日の出来事であった。



∽ 総評 ∽

『Brummi Killer (ブルンミの殺人者) 』と呼ばれ、ヨーロッパ各国で殺人を行ったエッカート。

エッカートによる確実な殺人は9件だが、30年以上の長きに渡り、しかも、ヨーロッパ全土で犯行を行っている事を考えればもっと殺害しているのは確実だろう。

また、エッカートは殺人を始めたのが15歳と、連続殺人鬼としてはかなりの早熟ぶりを発揮している。

エッカートはこれだけの殺人を行った割に情報が少なく、どのような人生を歩んで来たかよくわからない。

本人はすでに死んでおり、本当の殺害数やその動機が今後解明される事は残念ながらないだろう。

エッカートのように逮捕後、自殺するシリアルキラーは意外に多いが、これはほとんどが反省や罪悪感からくるものではなく、「これ以上殺人を犯せないなら生きていても無駄」というような救いようがない理由の事が多い。

死刑判決が下されたのなら自殺せずに処刑される苦しみを味わってもらいたいものだが、スペインやドイツのように終身刑が最上刑の国ならば、自殺といえど死んでくれた方がよっぽどましではある。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★★☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 9人以上

《犯行期間:1974年5月7日~2006年11月2日》