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チアゴ・ロシャ (ブラジル)
【1988 ~ 】



2014年10月14日、ブラジル・ゴイアス州の州都ゴイアニアで、1人の男性が逮捕される。

男の名はチアゴ・エンリケ・ゴメス・ダ・ロシャといい、元守衛の男であった。

2014年1月からゴイアニアで15件の女性連続殺人が発生しており、警察は大規模な捜査を進めていた。

逮捕されたロシャは15件の内、8件の殺人を認めた。

しかし、ロシャはそれだけでなく、過去2011年から2014年の3年間に渡り、実に39人も殺害していた事も自供した。

この内、女性が22人と男性が17人であった。

ロシャはスーパーマーケットでバイクを盗み、偽のナンバープレートをつけて犯行に使用していた。

そして、被害者からの通報により警察がナンバープレートを照合した所、それが違法である事がわかり、また、犯行で使用された38口径のリボルバーがロシャのものと断定され、逮捕されたのだった。

逮捕されたロシャは11歳の時に隣近所の人間に強姦され、それ以来残忍になったと供述した。

また、酒に溺れ、多くの女性に相手にされなかった為、若い女性をターゲットに絞ったと語った。

ロシャが標的にしたのはホームレスや同性愛者、幼い少女たちなどで、殺害動機は自身の殺人衝動を抑える為であった。

しかも、ロシャはただ殺害するだけではなく、殺害の際、犠牲者を撮影する事を好んだ。

また、こだわりも強く、売春婦は刺し殺し、ホームレスは殺害時の撮影し、同性愛者は胸を撃って射殺した。

2014年10月12日、アナ・リディア・ゴメス (♀) は、家を出た後、行方がわからなくなり、このゴメスがロシャによる最後の犠牲者となった。

また、ロシャは逮捕後、手首を切り自殺を試みている。


最後にロシャの殺害動機について語った言葉で終わりたいと思います。

「俺は大きな怒りに包まれていた。色々な方法を試したが、殺人が唯一の解消方法だった。人並みの人生を送っていたが、11歳の時に強姦されてから人生が台無しになった。その時から心の中は怒りで溢れ、酒を飲んで解消していた。22歳からは酒でも怒りを抑え切れず、殺人を始めた。人を殺すと怒りが解消された」



∽ 総評 ∽

3年間で39人も殺害したロシャ。

殺害動機が自身の怒りの衝動を抑える為という救いようのない理由であった。

ロシャのように欲求を殺人で満たすというのは快楽殺人鬼によくある事で、殺人をして落ち着き、また込み上げてくる感情を抑える為に殺人を行う。

しかも、標的に選んだ相手も物色し易い相手を選んでおり、計画性も高く非情である。

ロシャは典型的なサイコパスであり、良心の呵責が微塵もなかった。

ブラジルなどの南米は、以前にも何人も紹介している通り、このロシャのような大量殺人鬼が多い。

これは麻薬を巡るギャング等が横行しているせいで、殺人が日常茶飯事でそれほど珍しくない為であった。

その為、多少の殺人程度では警察も真剣に捜査を進めず、しかも相手がホームレスや同性愛者となると余計まともな捜査をしないだろう。

被害者の事を考えるととても許されないが、国柄どうしようもない所ではある。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★★☆☆
・特異性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 39人

《犯行期間:2011年~2014年》