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アルバート・ウォーカー (イギリス)
【1946 ~ 】



アルバート・ジョンソン・ウォーカーは、カナダ・オンタリオ州パリで生まれた。


ウォーカーは高校を途中で退学した。


その後、ウォーカーはいくつもの仕事を経験するが、どれも長続きせず、結局、信託会社の為の銀行出納係として雇われた。

ウォーカーは他人の所得税申告の提出を始める。


働き始めて約2年後、ウォーカーは独立を考え、簿記ビジネスを始める為、信託会社を辞めた。

ウォーカーが立ち上げた会社『ウォーカー・フィナンシャル』は、10年後には従業員30人を抱える会社となっていた。


1986年、ウォーカーが投資した株式の取引に失敗してしまう。

そのお金を補填しようと、抵当ブローカーや融資者70人からおよそ320万ドル (当時の価値で約5億円) を騙し取る。


1990年、ウォーカーは娘シーナと共にヨーロッパに逃亡した。


1993年、ウォーカーには詐欺や窃盗等、18もの罪状によりカナダで起訴された。

ウォーカーは最重要指名手配犯の1人となった。


その頃、ウォーカーはイギリス・ノースヨークシャー州ハロゲイトに住んでいたのだが、娘シーナはウォーカーの妻の振りをしていた。

また、シーナには2人の娘がいたが、父親については明らかにされなかった (ウォーカーとの近親相姦による出来た子供の可能性が高い) 。

ウォーカーはデイビッド・デイビスという偽名を使い、テレビ修理工ロナルド・ジョゼフ・プラットという男性と仕事を始める。


ある日、プラットは故郷のカナダに帰国しようとしたが、ウォーカーはこの旅行費用をプラットの為に捻出した。

しかし、ウォーカーはプラットが帰国している間、仕事の為にプラットの運転免許証と出生証明書が必要だとプラットに話す。

実はプラットはイギリスにはもう戻らないつもりであり、ウォーカーもその事を知っていた。

結局、プラットは運転免許証と出生証明書をウォーカーに預けてカナダに旅立った。

プラットの運転免許証と出生証明書を手に入れたウォーカーは、それを仕事や犯罪に悪用した。


1995年、プラットはカナダでお金に困り、イギリスに帰国する事となった。

戻って来られるとまずいウォーカーは、プラット殺害を計画する。


1996年7月20日、ウォーカーはプラットを釣り旅行に連れ出す。

そして、釣り場に連れて行くと錨でプラットを押し下げ、海の中に投げ捨てた。

その後、プラットの遺体はイギリス海峡で漁師のジョン・コピックによって発見される。

プラットの遺体の腐敗は酷く、誰かわからない状態であった。

遺体の判明は不可能に思えたが、プラットはロレックスを身に付けており、そのロレックスににはシリアル番号が特別な模様で彫られていた。

イギリス警察はロレックスのサービス記録をたどると、その腕時計の持ち主がプラットのものだと判明する。

また、ロレックスのカレンダーからプラットが殺害された日もわかった。


1997年10月31日、イギリス警察は、ウォーカーを逮捕した。


1998年、裁判が開かれ、ウォーカーにはプラット殺害で有罪判決となり、同年7月6日、ウォーカーに終身刑が言い渡された。

実はウォーカーがイギリスで有罪判決とならなければ、カナダに移送され詐欺罪等で罰せられる予定であった。


2005年2月22日、ウォーカーはカナダの刑務所に移送される事が決定し、詐欺や窃盗等で追加裁判を受ける事になった。


2007年7月23日、ウォーカーはカナダ・オンタリオ州キングストンで、詐欺罪等で有罪となり、現在も終身刑で服役中である。



∽ 総評 ∽

ビジネスパートナーを殺害したウォーカー。

仕事が長続きしないのは、この手の異常者に多く見られる傾向である。

帰って来る事になったプラットを困るという理由で海に沈めたが、その殺害動機には微塵の酌量の余地はない。

ただ、ウォーカーはまさかプラットの身に付けていたロレックスから犯行が明らかになるとは夢にも思っていなかったであろう。

悪い事した人間は必ず報いを受けるという事てある。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 1人

《犯行期間:1996年7月20日》