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ウェイド・ページ (アメリカ)
【1971 ~ 2012】



2012年8月5日、アメリカ・ウィスコンシン州オークリークにあるシーク教寺院で銃乱射事件が発生する。

犯人はウェイド・マイケル・ページという名の男性で、ページは銃撃後、駆け付けた警官によりその場で射殺された (自ら頭を撃って自殺したとも言われている) 。

この銃撃による死者は全部で6人で、負傷者は3人であった。

被害者は女性1人パラムジト・カウル (41歳) と、男性はサトワント・シン・カレカ (65歳。寺院の創始者) 、プラカシュ・シン (39歳。聖職者) 、シーター・シン (41歳) 、ランジット・シン (49歳) 、スーベグ・シン (84歳) の5人の計6人、負傷者は3人であった。


1971年11月11日生まれのページは、ノースカロライナ州フォートブラッグ基地に所属していた元陸軍兵士であり、白人至上主義を標榜するバンドのメンバーであった。

その白人至上主義バンドは『End Apathy』というグループで、ページはそのバンドの元リーダーであった。

銃乱射の明確な犯行動機は不明で、よくわかっていない。


2010年、ページは白人主義系音楽レーベル『Label 56』のインタビューに答えており、バンドのコンセプトを聞かれたページは、

「社会にポジティブな結果を残す為にするべきことを見つけようとしている。人々の無関心、無感情さを終わらせる方法を見つければ、そこから前に向かって進んでいけるだろう」

と発言している。

また、ページは左肩に『ケルト十字』のタトゥーを入れており、これはネオファシズムのグループ等が象徴として使用しており、白人至上主義のオンライン掲示板『Stormfront』の公式シンボルでもあった。

しかも、その『ケルト十字』の上には『14』の数字が刻まれており、この数字は白人ナショナリスト、デイヴィッド・エデン・レーンの14単語からなる『セリフ』を意味する。

そのセリフとは、
「We must secure the existence of our people and a future for white children (我々は、同胞の生活と白人の子供たちの未来を確保しなくてはならない) 」
というものらしい。



∽ 総評 ∽

過激な差別主義により銃を乱射したページ。

銃乱射自体はアメリカで珍しくもなんともない。

同じ場所で短時間に複数人殺害する殺人鬼をマス・マーダラーと呼ぶが、マス・マーダラーは標的を特に定めない無差別な場合と、このページのように標的を定める2つのパターンに分けられる。

ページは白人至上主義だった為、ヘイトクライム (人種、民族、宗教、性的志向等に関する特定の集団に対する偏見や憎悪による暴行) ではないかと言われているが、どちらにせよ本人が死んでいるのでわからない。

同じヘイトクライムによる銃乱射事件としては、今年6月17日にアメリカ・サウスカロライナ州チャールストンの黒人教会で銃を乱射し、9人殺害したディラン・ルーフがいるが、両者は非常に似ている。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・特異性 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・殺人数 6人
(負傷者3人)
《犯行期間:2012年8月5日》