ジョン・ケイティヒス (アメリカ)
【1992 ~ 】
2009年3月20日、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨークで、ジョージ・ウェーバー (47歳) が殺害される。
ウェーバーの死体は実に50回以上も刺されていた。
ウェーバーはニューヨークでラジオリポーターをしていた著名人で、過去にはサンフランシスコやロサンゼルス等でも同様に活躍していた。
同年3月25日、警察はウェーバー殺害で、1人の男性を逮捕した。
逮捕されたのはジョン・ケイティヒスというまだ16歳の学生であった。
ケイティヒスとウェーバーの出会いは、『Craigslist』というウェブサイトであった (『Craigslist』とは、1995年にクレイグ・ニューマークによってアメリカで開設された地域ごとの不動産情報や求人情報等が掲載されているウェブサイトの名称) 。
実はウェーバーはゲイであり、性的な相手を探す為に、ウェブサイトに広告を掲載していたのだった (ケイティヒスは殺人を目的でウェブサイトに登録している可能性が高く、ゲイかは不明) 。
出会った2人はすぐにアパートに行き、ウェーバーはケイティヒスにコカインを与え、2人はコカインを吸い気分を高揚させた。
ケイティヒスはプレイの一貫として、ウェーバーは縛った。
そして、ケイティヒスはウェーバーを50回以上刺して殺害したのだった。
逮捕されたケイティヒスは、アントン・サンダー・ラヴェイとサタン主義に傾倒していた悪魔主義者であると自ら主張した。
また、サドマゾヒストであるとも告げた。
事件が公になると、メディアはケイティヒスを『Craigslist Killer (クレイグリスト殺人者) 』と呼び、大々的に報道した。
同年3月26日、ケイティヒスは第二級謀殺と不法銃器所持の容疑で起訴されたが、ケイティヒスは無罪を主張。
ケイティヒスは、ウェーバーが強引に襲い掛かって来たので、自衛の為に殺害したのだと供述した。
しかし、検察官は悪魔主義に傾倒するケイティヒスは、釈放されると再び殺人を繰り返すと主張した。
2011年12月12日、裁判官はケイティヒスの主張を退け、最低25年は仮釈放のない終身刑を言い渡した。
∽ 総評 ∽
ネットで広告を利用し、相手を見つけ出し殺害したケイティヒス。
ケイティヒスは悪魔主義であり、ウェーバー殺害も、悪魔主義によくある「生け贄」といった所だろう。
以前にも悪魔主義者を何人も掲載しているが、大抵がこのケイティヒス同様10代や10代の時に悪魔主義に目覚めた20代である。
多感な時期の少年にはその不気味さが魅力に感じ、悪魔主義に魅入られるのかもしれないが、他人が悪魔主義かどうか判断しようがないので、恐ろしいの一言に尽きる (ただし、悪魔主義は服装や雰囲気、日頃の言動等でわかる場合が多いが) 。
ただ、日本ではほぼ悪魔に対する崇拝思想はないので、この点に関してはあまり心配しなくてもいいかましれない。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・殺人数 1人
《犯行期間:2009年間3月20日》
コメント
コメント一覧 (4)
海外ニュースから調べて載せてるのですか?
そうですね。
海外の記事を訳して掲載しています。
両者ともにインターネット以外の方法で獲物を物色していたら、被害者の数が複数になっていたでしょうね……
そう言われてみれば、似てますね。
獲物の物色方法も同じですし。
確かにホームレスや売春婦を物色していたら、もっと被害者数が増えたかもしれないですね。