アレン・デイビス (アメリカ)
【1944~1999】
アレン・リー・デイビスは、1944年7月20日、アメリカ・フロリダ州で生まれた。
1982年5月11日、フロリダ州ジャクソンビルの「ウェスティングハウス・エレクトロニック社」の役員の家にデイビスは侵入する。
家にはナンシー・ワイラーと、クリスティーナ (9歳) とキャサリン (5歳) の2人娘がいた。
デイビスはナンシーを銃で撃つと、顔を25回以上も殴った。
その為、ナンシーの顔は判別出来ない程ぐしゃぐしゃになった。
実はナンシーはこの時、妊娠3ヶ月の身重であった。
ナンシー殺害後、デイビスは娘のクリスティーナを縛り上げると、顔に向けて至近距離から2度、銃を発射し、クリスティーナを射殺する。
そして、一連の凶行に恐怖し、逃げようとしたキャサリンは背後から撃たれ、地面に倒れると、キャサリンの頭に向けて何度も発砲した。
その為、キャサリンの頭は母親ナンシー同様ぐしゃぐしゃになってしまった。
親子3人を殺害後、デイビスは家にあったカメラと宝石を盗んで逃走した。
しかし、デイビスはすぐに逮捕され、裁判で有罪判決を受け、死刑が言い渡された。
1999年7月8日、デイビスに電気椅子による死刑が執行された。
享年54歳。
死刑が執行される前、デイビスは最後の晩餐に、ロブスターにフライドポテト、エビやアサリ、ガーリックトースト等を食べたという。
尚、デイビスの死刑執行後の様子はネットでも確認出来る。
ただ、画像はショッキングなので、見たい方は自己責任でお願いしたい。
∽ 総評 ∽
当時、アメリカで有名な会社の家に侵入し、親子3人を無残に殺害したデイビス。
侵入した家が金持ちの家だと知って侵入したのかはわからないが、ただ殺害するだけではなく、追い討ちを掛けるように徹底的にいたぶって殺害した。
多少、人間らしい気持ちがあるならば、逃げる5歳の少女を背後から撃つというのはとても出来る事ではなく、デイビスは非情極まりない。
本人からしてみれば、顔を見られている為、殺害したのだろうが、逃げる少女を背後から撃つというのは鬼畜の所業と言える。
前述した通り、デイビスの処刑の画像はネットで確認出来る。
遺族からしてみれば、これほど嬉しい瞬間はなかったのではないだろうか。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★★☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 3人
《犯行期間:1982年5月11日》
コメント
コメント一覧 (10)
本当ですよね。
こんな事、平時で平気で出来てしまうなんて恐ろしいなんてもんじゃないですね。
改めて、人をメチャクチャに傷つけることに嫌悪し、自分も出来るだけ安らかに逝きたいと痛切に感じました(--;)
これは激情型犯罪の最たるもんなんでしょうかね。
ところでいま大変な話題になっている寝屋川の件ですが、どう思われますか?。容疑者は否認しているみたいですが。FB見ても脳天気な男ですよね。
殺害も含め、容疑者の単独犯行だとすれば、その殺害方法にしても久しぶりの大物サイコパスかなということで注目しています。
見てしまいましたか。
けど、マロンさんのように思うのは良い事ですよね。
こんな酷い死に方したくない。
だから、真っ当に生きようと考える。
「刑罰を重くしても、犯罪抑止につながらない」と死刑廃止論者は言うけど、軽くしようが重くしようが、結局は、マロンさんのように考えられる人じゃないと、ダメなんですよ。
犯罪を犯す人は、どんな理由にせよ犯しますからね。
今、話題の寝屋川事件ですよね。
私もSAXONさんと同じ、かなり異常な人物だと思います。
男の子の方を狙っていたそうですし、日本では珍しいタイプの殺人鬼ですね。
犯人はゲイかもしれないですし、少年という事でペドフィリアかもしれませんので、今のところウィリアム・ボーニンの小者版といったところでしょうか。
もしかするとケネス・ビアンキにより近いのかもしれませんが
なるほど、確かに前上博はより近いかもしれませんね。
なださん、凄いお詳しいですね。
処刑後の画像は、数少ない電気椅子の現状が知れるとして結構有名ですね。
口元はかくしていますが(外したあとの写真もありますが)、目の部分はそのまま出ているんでよね。
よく電気椅子の処刑シーンなどでは、顔全部を覆っているので、この辺は地域などによっても違うのかなと。
それとも、処刑が終わってまず目の部分の覆いだけ外したのか。
私は電気業界に勤めている人間なので、感電死である電気椅子処刑は、色々な意味で興味深い部分もあります(不謹慎でしたらすみません)
そうだったんですね。
電気業界にお勤めになっているという事は、興味を抱くのは当然ですよ。
確かに、電気椅子処刑後の素顔って見る機会ないですよね。
そう言った意味では貴重かもしれません。