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ロンデル・リード (アメリカ)
【1960~ 】



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リーバイ・テイラー (アメリカ)
【1986~ 】



2011年、アメリカ・フロリダ州で、リードは勤めていた自動車工場の経営者と、ちょっとした事で口論となった。


怒りが頂点に達した経営者は、銃を取り出しリードに迫った。

リードはすぐさま経営者に詰め寄り、もみ合っている内に銃が暴発。

誤射によりリードは経営者を撃ってしまい、経営者は死亡してしまう。


リードは車で逃走するがパトカーに追跡され、逃げるうちに車が横転し、リードは逮捕されてしまう。


事故によりリードは全身9ヶ所骨折し、刑務所の病棟に搬送されるが、一命はとりとめた。


3ヶ月後、リードは骨折の傷も癒え、病棟から刑務所に移され、判決を待っていた。

リードの入った刑務所は、連続殺人犯や強姦魔で溢れるアメリカ屈指の刑務所であった。


リードは

『自分は悪くない』

という気持ちを常に抱いており、凶悪犯の多い刑務所内でも気負いすることなく、堂々としていた。


自分のせいではないという自負と、刑務所内での生活に耐えられないリードは、判決を待つ前に脱獄を考える。


ただ、リードの入った刑務所は、囚人の様子を常にカメラで監視し、監視員はショットガンで武装し、頑丈な2重のフェンスで囲まれたアメリカでも指折りの厳重な刑務所として有名な所であった。


そこで、1人での脱獄は厳しいと判断したリードは、同じ囚人から他に脱獄を計画している囚人がいる事を聞く。

その囚人の名はリーバイ・テイラーと言い、リードと同じ、殺人罪で判決待ちであった。


早速、リードはテイラーと接触し、お互いパートナーを探していた為、意気投合する。

そして、リードは看守に頼み、テイラーと同じ部屋にしてもらった。


テイラーの脱獄計画は換気口から倉庫に抜け、倉庫のドアを開けると運動場に出る事が出来る。

そして、運動場から2重のフェンスまでの30メートルを走り、フェンスを越えるというものであった。


換気口には3本の鉄格子で固く塞がれていたが、テイラーは知り合いの囚人から小型の鋸を手に入れていた。

また、リードもバケツの裏に付いていた金属片を手に入れ、消灯の時間を見計らって換気口の鉄柵を金属片でこじ開けた。

そして、小型の鋸で鉄格子を切断しようとした。


しかし、鉄格子は鋼鉄の鋼で作られており、簡単には切断できなかった。

その為、リードとテイラーは毎晩看守の見回りのない1時間をかけて少しずつ切っていった。

数ヶ月後、ついに鉄格子の切断に成功し、リードが換気口から倉庫に抜けようとするが、換気口は狭くリードには抜ける事が出来なかった。

その為、テイラーが代わりに換気口を抜けて倉庫に向かった。


倉庫のドアの前に辿り着いたテイラーは、ドアノブをひねるも、鍵が掛けられていて運動場には出られなかった。

そこで、ドアノブを破壊する事に決め、囚人達がテレビで夢中になっている中、テイラーはドアノブを破壊した。


ついに脱獄に至る準備が整った。

そこで、リードは大量の新聞紙を手に入れる。

また、テイラーは刑務所に尋ねて来た恋人のセディ・ウォーカーに脱獄後の車の手配を頼んだ。


脱獄決行の夜、看守の見回りが終わると、ゴミ袋に新聞を詰め、ダミー人形を作りベッドの中に入れた。

リードは前回換気口に詰まった為、頭髪用のグリースを手に入れ全身に塗って換気口をくぐり抜けた。

そして、リードとテイラーはフェンスの上に巻かれたレーザーワイヤーから身を守る為、ゴミ袋の蓋を身体に巻き付けた。


監視の目をくぐり抜けたリードとテイラーは、運動場を駆け抜けフェンスに辿り着く。

そして、リードは持っていたシーツをレーザーワイヤーに巻き付け、電流が流れないようにし、1つ目のフェンスを突破した。


しかし、肝心のシーツがワイヤーに絡まってしまい取れなくなってしまった。

そこで、リードは身体に巻き付けていたゴミ袋の蓋で地面を掘り、下からフェンスをくぐり抜けようとする。


穴を掘り2人は見事脱獄に成功した。


リードとテイラーの脱獄に気づいたのは1時間後だった。


すぐに2人を指名手配し、フロリダ州各所に検問を儲けた。


リードとテイラーは走って逃走するが、リードは骨折の影響で膝を痛めており、走れなくなりベンチで休む事にした。

すると、テイラーはリードを見捨て、彼女ウォーカーが用意した車の下へ1人で向かった。


テイラーはウォーカーの用意した車に乗り込んだ。


2人の目撃情報すらない中、警察は2人に面会してきた人物が脱獄の手助けをしたと考え、テイラーの彼女であるウォーカーに目を付ける。


すぐにウォーカーの一斉捜索を開始、脱獄から2日後、ウォーカーを発見する。

ウォーカーに尋問すると、テイラーとは脱獄した日に車に乗せた後、町のスーパーで一旦別れた後、同じスーパーで会う約束をしたという。


スーパー周辺に潜伏していると判断した警察は、周辺をくまなく捜索し、テイラーを発見する。

テイラーは脱獄からわずか3日目で逮捕された。


一方、テイラーが見捨てたリードは、たまたま空き家を発見し、そこで1週間休み、体力回復を待った。


その後、自動車工場に忍び込み、服といくらかの現金を奪った。


翌日、鍵の掛かってない車を見つけ、車でフロリダ州から脱出する。

途中、ガソリンが無くなってしまい、女性を襲い金を奪った。


だが、女性を襲った事でリードの場所がばれ、警察が一斉に捜査を開始する。


そして、脱獄から10日後、盗んだ車で走行している所をついに警察に見つかってしまい、操作を誤り車が横転する。

リードは逮捕され、またしても刑務所内の病棟に搬送された。


裁判でリードとテイラーには終身刑が言い渡された。


最後にテイラーが逮捕される際、警官が
「お前がテイラーだな?」
と言った時のテイラーの言葉で終わりたいと思います。

「違う、天才のテイラー様だ」



∽ 総評 ∽

何日もかけてようやく脱獄したリードとテイラー。

脱獄すると外は広い為、なかなか捕まらないように思われるが、脱獄犯というのは意外とあっさり逮捕される事が多い。

それは、脱獄犯は動きが限られ単調になる為だ。


まず、脱獄犯はお金がない。

お金がないと食べ物も買えないし、モーテル等に泊まる事も出来ない。

ずっと野宿というわけにもいかず、また、夜中歩いていると、それだけでもかなり怪しく目立ってしまう。


そうすると「人から奪う」という方法しかなくなる。

そうなると、その相手に姿を見られてしまい、いくら遠くに逃げても自分の今居る場所がバレてしまう。


また、身寄りもない。

妻や親戚などいたとしても、警察がマークするのは決まってるので頼るわけにいかず、とにかく孤独になってしまう。

人間「孤独が好きだ」と言っても1人で生きて行くのは決して不可能だ。


その為、脱獄犯というのは意外にあっさり捕まってしまうのである。


確かに終身刑とかであれば、出られないので脱獄しようという気持ちは解らないでもないが、懲役刑ならばしっかり服役して罪を償って欲しいのもである。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★★★☆☆☆
・殺人数 それぞれ1人ずつ

《犯行期間:2011年》