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フィリップ・チズム (アメリカ)
【1999~ 】



2013年10月22日夜、アメリカ・マサチューセッツ州で、数学の教師をしていたコリーン・リッツァー (24歳) が自宅に戻らない為、心配した友人から警察に通報が入る。


通報を受けた警察が捜索した所、林の中で殺害されたリッツァーが発見される。


警察は同日、隣町で幹線道路を歩いている1人の少年を見つける。

真夜中に少年が1人歩いているのを怪しんだ警察は、少年から事情を聞く。

すると、少年はリッツァー殺害を告白し、チズムはリッツァー殺害容疑で緊急逮捕された。


少年の名前はフィリップ・チズムといい、まだ14歳の少年であった。


その後、捜査でリッツァーが勤務していた高校の防犯カメラの映像などから、チズムが犯人であると裏付けされた。


リッツァーは生徒からの信頼厚い教師で、
「とても素敵でいつも気を使って話しかけてくれるとても良い先生でした。本当に悲劇です」
と生徒は語っていた。

また、リッツァーはツイッターを使って宿題を出すと共に
「人生で何が起きようと常に善い人でありなさい。善い人であることは今後の人生において素晴らしい遺産になります」
というようなメッセージを送っていた。


チズムは元々テネシー州に住んでいたが、同年の夏頃引っ越してきたばかりであった。

チズムはスポーツマンで、サッカー部に所属し、部では主力選手であった。

また、同級生によると、チズムは温厚な人柄で、普段は粗暴な様子はなかったという。


チズムとリッツァーは学校内でも面識があったらしいが、特にトラブルはなかったと言われている。



∽ 総評 ∽

学校の教師を殺害したチズム。

生徒が先生を殺害するというのは、日本でも起きることもあり、それは特に不思議な事ではない。

ただ、アメリカということで情報が少ないせいか、チズムがリッツァーを殺害した経緯が全くわからない。

他の生徒によるとチズムは普段、粗暴なところはなく、サッカーの主力選手として活躍するスポーツマンだった。

通常、このような殺人を犯す人物は、大概がおとなしくて神経質、嫌なことなど発散する方法を知らない内向的な人物が多く、チズムのような運動に励む活発な人物は少ない。

ただ、チズムは引っ越してきたばかりであった為、そこにこの殺害の理由が隠されているのかもしれない。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★★☆☆
・特異性 ★★★★★★★☆☆☆
・殺人数 1人

《犯行期間:2013年10月22日》