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ヴォーン・グリーンウッド (アメリカ)
【1944~ 】



グリーンウッドは1944年、アメリカ・ペンシルヴェニア州で生まれた。


生まれてすぐに両親に捨てられ、グリーンウッドは孤児院で育てられた。


そこでグリーンウッドは他の入居者や施設の従業員にレイプされながら育った。

その為、グリーンウッドは完全なホモセクシャルとなってしまった。


成長したグリーンウッドは孤児院を脱走し、ホモ相手の男娼をしながら日雇い労働者として過ごした。

グリーンウッドはアメリカ各地の『スキッド・ロウ (アメリカのスラングで「どや街」や「いかがわしい通り」という意味) 』を転々とした。


1964年11月、ついにグリーンウッドは殺人を犯す。

グリーンウッドはデイヴィッド・ラッセルと、ベンジャミン・ホルンベルグという男性を買い、2人の喉をナイフで切り裂き殺害する。


だが、なぜかグリーンウッドには容疑がかからず、その後、グリーンウッドはシカゴに行き労働者売春夫を続けた。


1966年、グリーンウッドは客のマンス・ポーター (70歳) と行為を終えた後、ポーターがお金を払わない事に激怒し、暴行を加え逮捕される。

この事件で有罪判決を受けたグリーンウッドは、懲役5年6ヶ月の刑を言い渡され服役することとなった。


刑期を終え、外に出てきたグリーンウッドは、ロサンゼルスに移る。

そして、ロサンゼルスで売春を始めるのだが、グリーンウッドは客を殺すようになる。


1974年12月からグリーンウッドによって、次々とホモの死体が発見される。


初めに発見された死体は、チャールズ・ジャクソン (46歳) で、ジャクソンは喉を切り裂かれて殺害された。

ジャクソンの死体の傍には血の入ったコップが置かれていた。

更に死体の周囲に塩が撒かれ、靴を脱がされ足元に並べて置かれていた。


以後、6人ものホモ男性がジャクソン同様に殺害され、マスコミはこの殺人鬼を『スキッド・ロウ・スラッシャー (スキッド・ロウの切り裂き魔) 』と名付け、大々的に報道した。


1975年1月、グリーンウッドはハリウッドに移動し、そこでジョージ・フリアス (45歳) と、クライド・ヘイズ (34歳) を同じ手口で殺害。

ロサンゼルス警察はプロファイリングで
「20代から30代のブロンドのロングヘアの白人男性」
と発表したが、これは完全に的外れであった。


同年2月、グリーンウッドは手口を変え、ウィリアム・グレアムという男性宅に侵入し、斧で殺害しようとする。

しかし、殺害に失敗してしまい、グリーンウッドは逃走する。

だが、間抜けな事にグリーンウッドはグレアムの家に自宅に届いた手紙を落としてしまっていた。


これがきっかけで、2月3日、グリーンウッドは逮捕された。


グリーンウッドは11人の殺害を自供したが、実証されたロサンゼルスで7件、ハリウッドで2件の殺人で有罪となり、仮釈放なしの終身刑が言い渡された。



∽ 総評 ∽

刑期を終えて出てきたグリーンウッドは、売春相手を殺すようになっていた。

多分、殺さず生かしたことにより捕まってしまった反省だと思われるが、そもそも売春なので、金だけ受けとればよく、わざわざ殺す必要などない。

グリーンウッドも殺害後に、儀式のように死体を弄んだが、これはシリアルキラーたちに多く見られる事で、珍しい事ではない。


また、グリーンウッドは捕まる直前、獲物の物色方法を変えた。

これは自分の連続殺人が大々的に報道されたからかもしれないが、それで捕まるとは何とも皮肉だ。

ただ、グリーンウッドが異常になったのは、生まれてすぐに捨てられ、しかも拾われた施設で強姦されたのが明らかに原因で、そういった事を考えればグリーンウッドにも十分同情の余地はある。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・特異性 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・殺人数 11人

《犯行期間:1964年11月~1975年1月》