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オーティス・トゥール (アメリカ)
【1947~1996】



1947年3月5日、アメリカ・フロリダ州ジャクソンビルでトゥールは生まれた。


トゥールは子供の頃から女装癖があり、成長するとバイセクシャルとなった。


また、放火をすると性的に興奮するという変質者であった。

トゥールはハイウェイで車に轢かれた動物の死体を拾ってきてバーベキューにして食べたりしていた。


そんなトゥールは「ハンド・オブ・デス (死の腕) 」という殺人秘密結社に所属していた。

この「ハンド・オブ・デス」は、犠牲者の心臓を抉り出す儀式を行うだけでなく、殺人を金で請け負い、幼児売買等を行う犯罪組織であった。

メンバーの毎日の食事は、殺害した人間の人肉体のステーキで、誘拐してきた子供が主な食材となっているという異常集団であった。


1978年、トゥールはジャクソンビルの農園で働きながら、人殺しをしていたが、かの有名なヘンリー・リー・ルーカスと出会い、その凶行に拍車が掛かる。

ルーカスも「ハンド・オブ・デス」の一員となったが、2人は全米を股にかけて殺人行脚の旅に出る。


トゥールはドライブに出掛け、ヒッチハイカーを拾っては、殺し回るようになる。


まず、ルーカスが犠牲者を強姦し、両腕・両足を折り、荒野に捨てた。

腕と足が折れている為、這いずるのが精一杯の犠牲者を車で轢き殺し楽しんだ。


犠牲者が死ぬとトゥールは死姦し、肉を切り取って持ち帰り、バーベキューにして食べた。

また、トゥールは死体の舌をポケットに入れて持ち歩き、暇な時に弄んで喜んでいた。


ルーカスはトゥールの姪であるベッキー・パウエル (12歳) と付き合う事になったが、このベッキーも叔父のトゥールに負けず異常で、トゥールとルーカスの殺人を喜びながら手伝った。

しかも、ベッキーはわずか12歳にして酒浸りというとんでもない少女であった。


しかし、ルーカスはそんなベッキーを後に殺害し、肉切り包丁で切り刻んでしまう (詳しい経緯はルーカスの記事をいずれ掲載した時に紹介したいと思います) 。

しかも、トゥールはルーカスに殺害された姪の死体を見て興奮し、死姦した上、料理して食べてしまった。


1983年、トゥールはフロリダ州で放火の罪で捕まってしまう。

この時点では放火のみの罪であったが、同年にルーカスも逮捕され、ルーカスがこれまでの犯罪を全て自供してしまう。

その為、トゥールの名前も出て、トゥールは放火罪から殺人罪に切り換えられ、死刑判決が言い渡された。


1996年9月15日、肝硬変にて刑務所内で死亡した。

享年49歳であった。



∽ 総評 ∽

ルーカスと出会った事により異常性が増したトゥール。

その異常さはかなりのもので、多くのシリアルキラーの中でもトップクラスに入るであろう。

また、通常殺人コンビは仲違いしたり、相手を売ったりすることが多く、裁判ではお互い罪の擦り付け合いをするという無様な醜態を晒す事が多いが、トゥールはそんな事はなかった。


トゥールやルーカスが所属していた『ハンド・オブ・デス』は、アメリカのある広大な公園の人が踏み入れないような奥地にあったと言われるが、詳しい事はわからない。

トゥールはルーカスが逮捕されたことにより自身の罪も暴露されたが、早くばれただけで、いずれはばれたであろう。

ただ、こんな殺人行脚をルーカスと行っていたトゥールが天寿を全うするというのは、皮肉というほかない。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★★☆
・残虐度 ★★★★★★★★☆☆
・異常性 ★★★★★★★★★☆
・特異性 ★★★★★★★★★☆
・殺人数 65人以上

《犯行期間:1961年~1983年》