ブルース・リー (イギリス)
【1960~ 】
本名ピーター・ジョージ・ディンスデールは、1960年7月31日、イギリスで生まれた。
リーは売春婦の子供で、生まれながらにして右腕が不自由で、癇癪の持病を持っていた。
母親はリーの養育を拒否した為、リーは母親の祖母に預けられて育てられた。
祖母は愛情を持ってリーを育てるが、3歳の時、母親がリーの下に現れ、リーを引き取った。
だが、引き取るも長く続かず、再びリーを捨てて家を出て行く。
リーは施設に収容されることとなった。
その施設から身体障害者の学校に通っていたが、この学校でリーは先輩達に強姦され、毎日のように肛門を犯された。
この強姦は16歳まで続き、リーはすっかりホモセクシャルになってしまった。
そんな中、リーはわずか9歳にして近所のショッピングモールに初めて放火した。
ショッピングモールは大火事となり、燃え盛る炎の中、逃げ惑う人々を見て、あまりに興奮して射精するほどであった。
以来、リーはこの時の快感を忘れられず、定期的に放火するようになる。
灯油を小さな容器に入れて常に持ち歩くようになり、幸せそうな家庭の郵便受けに灯油を流し込み火を点けた。
13歳の時、放火で初めて死者が出た。
17歳、老人ホームに火を放ち、老人ということもあり、11人が逃げ遅れて焼死した。
しかも、消火にあたった6人の消防隊員が重軽傷負った。
また、公園で鳩に餌を上げていた老人と口論になり、キレたリーはわざわざ公園の鳩を皆殺しにした上、老人の家に火を放った。
家は全焼し、老人は焼け死んだ。
1979年、リーはこの年に改名し、法的に「ブルース・リー」となった。
ブルース・リー主演の遺作『死亡遊戯』を観て感銘を受け、変えたのであった。
リーは公衆トイレでナンパされたチャールズ・ヘイスティというホモの相手となっていたが、1980年、このヘイスティの家を放火した。
この火事でヘイスティを含むヘイスティの妻と3人の子供、全員が焼死した。
しかし、警察がヘイスティの相手であったリーを疑い、捜索を開始。
逮捕されたリーは全ての放火事件を認めた。
尋問でリーは
「全ての責任は母親にある」
と責任を母親に擦り付ける供述をした。
結局、リーの放火による死亡した人数は26人に及び、精神鑑定の結果、リーは異常とされた。
リーは終身刑となり、精神病院施設に収容されることになった。
最後に逮捕されたリーが、放火をした理由を問われた際に答えた言葉を掲載したいと思います。
「俺は火のことしか考えてない。火が俺のご主人様なんだ」
∽ 総評 ∽
あらゆる場所を放火したリー。
リーは放火魔だが、放火により殺人をここまで行うのは非常に珍しい。
売春婦を親として生まれた子供は、リーの母親のように養育を拒否する事が多く、その影響を受ける傾向にある。
リーは実の親に捨てられ、引き取られてはまた捨てられた。
3歳4歳くらいでそれほど物心ついていないと言えど、こんな生活環境でリーがまともに育つはずもない。
また、リーはホモセクシャルだが、元々もっていたものか、強姦され続けた為なったのかはわからない。
ただ、幼少時に強姦されるとホモセクシャルになる人物は多い。
リーが異常になったのは、幼少時の影響はあると思われるので、情状酌量の余地はある。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★★★★☆☆
・殺人数 26人 (他負傷者多数)
《犯行期間:1973年~1980年》
コメント
コメント一覧 (6)
そこまでは酌量はできるけど。
でも、老人ホームに火をつけたり、ホームレスに火をつけて殺したりとひど過ぎる。
火あぶりにして処刑すればいいのに。
私は同情はしますが酌量は出来ないですね。
被害者からすれば相手が何だって関係ないですから。
仰る通り同じく火炙りにでもすればいいのではと思います。
しかも火遊びに快楽を覚えているだけでも特異で衝撃的でした。
同情はできる生い立ちですが、事件のひどさなどを考えると死刑しか考えきれず、火刑やかまゆでが妥当と言える鬼畜ですね。
殺害方法というのは沢山ありますが、焼き殺すというのはそう多くはないですね。
放火魔は火に魅了されての犯行ですが、同じように火炙りで処刑して上げれば本望だと思うのですが。
幼いのに他の男からやられてるのは可哀想だと思ったけど、よく考えたらその間にも犯罪行為してるんですね。子どもとはいえ極刑に値するほど酷い犯罪であることに変わりないですね。
バレなかったんでしょうね。
『まさかこんな子供が』と思われたのかもしれません。
極刑は当然ですね。