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マグダレーナ・ソリス (メキシコ)
【?~?】



ソリスはメキシコで生まれた (誕生年は1930年とも1940年とも言われるが、詳細は不明) 。


ソリスは売春婦でレズビアンであった。


ソリスは兄エリーザと共に狂信的なカルト集団を率いており、それは性的な要素が色濃い集団であった。


信者達はマグダレーナとエリーザが登場する事に力を入れ、神々しいものにしていた。

発光性のある粉を散りばめると、煙の中から2人が現れる。

それを見ていた農夫らはエリーザを「アッシジの聖フランシス」の再来だと思った。


その後、マグダレーナは宗教上の儀式を執り行い、村人達は満足した。


そして、マグダレーナはセリーナ・サルバーナという10代の美女を侍女に選び、その侍女の身体を弄んだ。


だが、民衆が求める宝物が一向に現れる気配がない。

マグダレーナは

「他の神々と女神たちが村人に対して村人の中の不信心者を『供え物』として捧げるよう要求されている。不信心者の中から2人、直ちに撲殺し、その血を鶏の血と混ぜて飲まなければならない」

と告げ、すぐに2人が選ばれ殺害された。

そして、鶏の血と混ぜて飲んだ。


その後、2ヶ月間、同じように儀式が行われ、儀式と称して6人が殺害された。

数人の村人が恐れをなし、近所の村に逃げた。


1963年5月28日、儀式によりセリーナが供え物として十字架に張り付けられ、意識がなくなるまでマグダレーナに蹴られ踏まれた。

その後、信者達によってなぶり殺された。


ここをたまたま通りかかったセバスティアン・ゲレーロ (14歳) が、この儀式の一部始終を見ていた。

セバスティアンは医者になる為、毎日27キロ離れたビラ・グランにある学校に通っていた。

その為、ほとんど村にいることがなかった為、自分の村で起きてる奇怪な儀式について何も知らなかった。


セリーナをなぶり殺しにした狂信集団は、殺害後、死体の周りに木の枝を積み上げ、火を放った。

次にマグダレーナが1人の農夫を指差した。

その農夫もすぐに斧で叩き殺された。


セバスティアンはすぐにビラ・グランにある警察署に飛び込み、村で起こっている一部始終を通報。

当初、警察はセバスティアンの話しを疑った。

セバスティアンがまだ14歳ということもあったのだろう。


しかし、ルイス・マルティネスというパトロール警官が志願し、セバスティアンの真偽を確かめる為、セバスティアンを伴ってジェルバ・ブエナへ向かった。

だが、マルティネスとセバスティアンが一向に帰って来なかった。


同年5月31日、タマウリパス州の州都シウダ・ビクトリアの警察は、彼等の行方不明の通報を受け、警官と兵士の一隊がジェルバ・ブエナの村へ向かった。

そこで、マルティネスとセバスティアンの切り刻まれた死体を発見した。

マルティネスの心臓は外に出されていた。


捜査隊が洞穴に近付くと、ライフル銃の一斉射撃が捜査隊を襲った。

この襲撃で3人の警官が負傷した。

しかし、捜査隊も反撃に転じ、洞穴に向かって銃で応戦する。


銃撃はしばらく続き、その後、マグダレーナとエリーザは降伏した。


マグダレーナとエリーザ、他の12人の狂信集団のメンバーと共に裁判に引きずり出された。


1963年6月13日、マグダレーナ他全員に懲役30年が言い渡された。


もしマグダレーナが健在ならとっくに出所しているはずだが、行方はわかっていない。



∽ 総評 ∽

マグダレーナたちがやっていた事は、子供騙しの何ものでもない。

正直、こんなものに騙される民衆も民衆だが、時代や地域等を考慮すれば、こんなものでも素晴らしいものだと思えるのかもしれない。


マグダレーナは金と権力を握り暴走の一途を辿ったが、これはカルト集団としてはよくある事だ。

メキシコの小さな村という閉鎖的な地域が、よりマグダレーナのような人間を生んでしまったのかもしれない。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★☆☆
・残虐度 ★★★★★★★☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★★☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 10人以上

《犯行期間:1963年》