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シーザー・バロン (アメリカ)
【1960～ 2009】



シーザー・フランシスコ・バロンは、１９６０年１２月４日、アメリカで生まれた。


バロンは子供の頃から若い女性よりも熟女を好み、

「熟女を暴行し、レイプしたい」

と考えてばかりいた。


そんなバロンは自分の祖母を鞭で滅多打ちしたこともあった。


１７歳の時、家の近所に住む６９歳の老婆を襲い、殴る蹴るの暴行を加え逮捕される。

バロンは暴行の罪により、２年間拘留されてしまう。


釈放されたバロンは、自分が拘留の原因となった老婆 (この時、７１歳) を再度、襲いかかり、今度は暴行ではなく強姦する。

念願の強姦を果たしたバロンは、その後、首を絞めて殺害する。


前回も同じ老婆を襲っていることから、バロンは最重要容疑者としてフロリダ刑務所に拘留されるが、証拠不十分として釈放される。

実は、このフロリダ刑務所での拘留中、かの有名なテッド・バンディが逮捕されたばかりで同じ房となり、親しく会話を交わしたという。


その後、バロンはしばらくおとなしくしていたが、１９９１年、再び強姦殺人を開始する。


マーガレット・シュミット (６１歳) の家に押し入ったバロンは、散々犯した挙げ句、首を絞めて殺害する。


１９９２年、バロンは看護師のマーサ・ブライアント (４１歳) を襲った。

バロンはわざわざマーサの乗る車を銃撃して停め、マーサを車内から引きずり出すと、足を撃って動けなくしてから、何度も強姦した。

強姦後はマーサの頭を撃って射殺する。


同年、シャンティ・ウッドマン (２３歳) を襲い、強姦し、何発もの銃弾を浴びせ、射殺した。


１９９３年、ベティ・ウィリアムズ (５１歳) を強姦したが、何度も強姦している最中に、心臓発作を起こして死亡してしまう。


だが、同年２月、このベティ殺害でバロンはあっさりと逮捕される。


逮捕されたバロンは、裁判で終身刑が言い渡される。


しかし、バロンは服役中のオレゴン刑務所で、女性看守を強姦しようとして、更に罪が増え、１９９５年１月３０日、バロンは罪が死刑に変更された。


２００９年１２月２４日、バロンはオレゴン州の刑務所で死去した。



∽ 総評 ∽

主に熟女 (熟女というか老婆) を好んで強姦した挙げ句、殺害したバロン。

バロンは犠牲者全てが老婆ではなかったので、生粋ではないが、主に老婆を好んだ。

このバロンのような性癖を持つシリアルキラーは、それほど多くはないが意外に存在する。

バロンはフロリダ刑務所で、テッド・バンディと親しく会話を交わしたそうだが、同じこだわりのある強姦殺人鬼同士、意気投合したのだろう。

その後のバロンの犯行は、少なからずバンディの影響を受けていると思われる。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 ５人
《犯行期間：1980年､1991年～1993年》