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ショーン・セラーズ (アメリカ)
【 1969 ~ 1999 】



ショーン・リチャード・セラーズは、1969年5月18日、アメリカ・カリフォルニア州コンコランで生まれた。

セラーズの母親は、セラーズを生んだ時、わずか16歳であった。

セラーズ3歳の時、両親は離婚。

セラーズは母親に引き取られる事になった。

2年後、母親はポール・ベロファットという、元グリーンベレーで、長距離トラックドライバーの男性と再婚する。

以来、継父の仕事柄、セラーズは全米を転々とする生活を送ることになる。

セラーズは13歳の頃に、殺人に興味を持ち始め、殺人方法の本を読み漁った。

セラーズが15歳の時、一家はコロラド州に引っ越した。

セラーズは地元の民間航空哨戒部隊のメンバーとなり、指揮官候補生として認められる。

この事に両親は非常に喜び、セラーズも誇らしく思っていたが、なぜか両親はオクラホマ州に引っ越す事に決める。

セラーズは猛反対したが、その願いは聞き入れられず、結局、オクラホマに引っ越すことになった。

セラーズ16歳の時、今度は悪魔主義にのめり込み、悪魔関係の本を読み漁った。

セラーズのお気に入りは、アントン・サンダー・ラヴェイの『サタニック・バイブル』で、この本に書いてある悪魔主義の儀式を行い、自分の血で悪魔との契約書にサインしたりもした。

セラーズには同じく悪魔主義の友人リチャード (17歳) がおり、2人は顔見知りの近所のコンビニ店員ロバート・バウアー (36歳) を殺す事に決める。


1985年9月8日夜、セラーズとリチャードは銃で武装し、バウアーのいるコンビニに向かった。

そして、店に入るなり、セラーズはバウアーを銃撃する。

3発発砲したうちの1発の銃弾が命中し、バウアーは即死した。

セラーズとリチャードは笑いながら現場から逃走した。

警察はすぐに捜査に乗り出すが、セラーズ達を捕まえることはできなかった。

セラーズは地元のクラブで用心棒のバイトを始め、その店の客のエンジェルという女の子と付き合うようになる。

この交際にセラーズの両親は反対し、2人を別れさせようと画策する。


1986年3月5日夜、セラーズは悪魔主義の儀式を行った後、ぐっすり眠っている両親のベッドルームに向かった。

そして、眠る2人を銃で撃ち殺した。

この時、セラーズは笑いが止まらなかった。

それからセラーズは、自ら警察に

「何者かが両親を殺した」

と通報する。

だが、警察は初めからセラーズを疑い、すぐにセラーズを両親殺害で逮捕する。

リチャードも事情聴取され、セラーズがバウアーを殺害したことを警察に喋ってしまった。


1986年10月、オクラホマ州裁判所は、3件の殺人でセラーズに死刑を言い渡した。

刑務所に収監されたセラーズは、10数年の独房生活の中で、悪魔主義を捨て、熱心なキリスト教信者となった。

詩を書くのが趣味となったセラーズに、キリスト教信者のファンができ、熱心なキリスト教徒のファン達がセラーズに面会を求めた。


そして、1995年にはその熱心な女性ファンと獄中結婚している。


1999年2月4日、セラーズは薬物注射による死刑が執行された。

享年29歳。

セラーズは死刑の寸前まで聖歌を歌っていたという。

セラーズは現在までアメリカで死刑が復活して以降、犯行時、未成年 (18歳未満) だった者に死刑が執行された22人の内の1人であり、13人目の執行であった。

また、その未成年の中でも唯一、17歳未満で執行された人物であった (他21人は全員17歳) 。



∽ 総評 ∽

シリアルキラーの中には、セラーズのように悪魔主義に傾倒する人物か少なくない。

セラーズは始め殺人に興味を示し、今度は悪魔主義に興味を示した。

この時点で、セラーズはかなり危険な状態であった。

セラーズは長年の刑務所生活の中、キリスト教に触れ、その熱心な信者となった。

遺族からしてみれば、キリスト教に目覚めたからといって決して許せるものではないが、個人的には反省しているという事になると思うので、何の反省もしないで死んでいくよりはまだましなような気はする。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 3人

《犯行期間:1985年9月8日、1986年3月5日》