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チャーリー・スタークウェザー (アメリカ)
【1938~1959】



リチャード・レイモンド・スタークウェザーは、1938年11月24日、アメリカ・ネブラスカ州リンカーンで生まれた。


スタークウェザーは極貧の家庭に生まれた為か、発育が悪く身長が伸びず、学校では常に一番小さかった。

また、赤毛だったので「リトル・レッド」と呼ばれていた。

しかも、がに股の体型をからかわれ、コンプレックスと相俟って性格が歪んでいった。

コンプレックスを笑われると暴れた為、周囲からは「マッド・ドッグ」と呼ばれた。

そして、スタークウェザーは酒に溺れた。


また、スタークウェザーは1956年に上映された「理由なき反抗」で主人公を演じたジェームス・ディーンに憧れ、髪型や服装を真似した。


スタークウェザー19歳の時、カリル・アン・ファゲイト (14歳) という彼女ができる。

カリルはスタークウェザーの全てが好きだったが、カリルの両親はスタークウェザーに犯罪歴がある為、反対だった。

だが、2人は愛し合い、互いの肉体を求め、肉欲に溺れていった。


1957年12月25日、スタークウェザーはカリルにクリスマス・プレゼントを買って上げたいと考えるが、貧乏でお金がなかった。

そこでスタークウェザーは、銃を持ってガソリンスタンドを襲い、従業員を殺害してお金を奪う。

この殺人で自信がついたスタークウェザーは、カリルの家に向かうと、交際の反対をしていたカリルの両親を銃で射殺。

更に死体をナイフで切り刻んだ。

また、カリルの妹も銃で殴りつけ、撲殺した。

そして、スタークウェザーとカリルは現場から逃走する。


逃走する2人は馬を盗もうとして農家に押し入り、70歳の老人を撃ち殺した。

次に2人はヒッチハイクで逃走しようと試み、カップルが乗車する車が、不幸にも2人を乗せてしまう。

スタークウェザーは躊躇もなくカップルを撃ち殺す。

しかも、スタークウェザーは撃ち殺した女の子の死体に激しく興奮し、勃起してしまう。

その興奮をおさめる為に、スタークウェザーは死体を凌辱した。


その後、スタークウェザーとカリルは、行く先々で理由もなく殺人を繰り返す。

その数は実に11人に及んだ。


逃亡から12日目、逃避行を続ける2人はついに警察に包囲されてしまう。

すると、カリルは車から飛び出し、
「全部、あいつがやったのよ!」
と警察に叫んだ。

その後、スタークウェザーは単身、車で逃走するもすぐに逮捕されてしまう。


裁判でスタークウェザーには死刑が、カリルは無罪を訴えたが終身刑が言い渡された。


1959年6月25日、スタークウェザーは電気椅子により処刑された。

享年弱冠20歳であった。


一方、カリルは1976年6月20日に仮釈放され、その後、テレビに出たりして無罪を訴え続けている。


最後にスタークウェザーが、電気椅子で処刑される際に言った最後の言葉を掲載致します。

「 (電気椅子の) ベルトが緩すぎる」



∽ 総評 ∽

愛するカリルの為に逃避行を続けたスタークウェザー。

ただ、カリルは家族を殺した男と好きで一緒にいながら、警察に捕まりそうになるとスタークウェザー1人に罪を着せるのは、いくらなんでも虫がよすぎる。

確かに殺人自体はスタークウェザー主体で行われていただろうが、一緒にいたカリルに何の罪もないということにはならない。

スタークウェザー同様、カリルも愛していたわけだし、スタークウェザーはカリルを人質にとって逃亡していたわけではない。

もし、本当に無理矢理スタークウェザーに連れて行かれたのなら、途中逃げるチャンスはいくらでもあったろう。


スタークウェザーは最後の最後でカリルに裏切られたが、元々異常者同士の繋がりであり、自業自得と言うべきだろう。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★★★☆☆☆
・殺人数 11人

《犯行期間:1957年12月25日~1958年1月6日》