image
















ダニエラ・ポジャーリ (イタリア)
【1972~ 】



2014年10月9日、イタリア北部ルーゴの病院に勤務するダニエラ・ポジャーリ看護師 (42歳) が逮捕された。


この病院で死亡した78歳の女性の司法解剖を行ったところ、生命に危険を及ぼすレベルのカリウムが検出された。

そのカリウムが原因で心肺停止を引き起こした可能性は極めて高く、その女性患者の殺害にポジャーリが関係しているとのことだった。


しかも、捜査で明らかになったのは、ポジャーリが78歳の患者の死亡に関わっただけでなく、少なくとも38人の死亡に関わっている疑いが高かった。


同病院では3ヶ月間に死亡した患者86人のうち、38人が亡くなった際に、ポジャーリが当番だったことを突き止め、調査に乗り出した。

他の看護師たちが当番の時に亡くなった患者の数は、平均10人足らずだった。


ポジャーリは同じ病棟に勤務する同僚たちと、うまくいっていなかった。

また当番を交替する際、引き継ぐ同僚看護師たちへの嫌がらせとして、自分のシフトが終わる直前に患者に下剤を投与していたという。

そうすることにより、同僚看護師は出勤直後に患者の下の世話をしなければならなかった。


ポジャーリが殺人を行った理由は、患者全員と、その家族のことを

「気に入らない」

と思った為、殺害したらしい。


しかもポジャーリは、患者が亡くなった直後に、遺体と自分を一緒に写真を撮るよう同僚たちに頼んでいた。

更に、死亡した患者の前で、ポジャーリが親指を立てて自撮りもしていた。


逮捕されたポジャーリは、10月14日に出廷し、すべての容疑を否認し、事件は自分を嵌める罠だと発言した。

容疑について地元住民からは、
「言葉では言い表せない心境だ」
「病棟側がもっと厳しく監督すべきだったと思う」
などの声が聞かれた。


しかし、担当検事によると、この事件は相当厄介であった。

なぜなら、塩化カリウムは人体の血液に数日間留まると、体外に排出され、証拠が残らないからだった。

カリウムは血中濃度が上がりすぎた場合、心停止を招く可能性がある。

米国では薬物注射による死刑囚の処刑に使用されている。


裁判でポジャーリは1度、終身刑が言い渡されたが、後に無罪となっている。



∽ 総評 ∽

まだ、裁判の結果が出てないのでなんとも言えない事件であるが、今のところポジャーリは限りなく黒に近い。

他の看護師の時は平均10人程度なのに、ポジャーリが担当した時に4倍近い38人が死亡するというのは、いくらなんでも偶然にしては多過ぎる。

しかも、ポジャーリの日頃の言動・行動は怪しさしかなく、仮に冤罪だったとしても、もっと普段の行動を慎むべきであった。

ポジャーリの幼少についてはよくわからないが、看護師になったということから、それなりに頭の良い人物だと思われる。

医者や看護師といった医療従事者は、時として大量殺人を犯す事があるが、人間の生殺与奪を握ることで、自分が「神」にでもなったと思うのかもしれない。



【総評】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 38人

《犯行期間:2014年7月~同年10月》