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マルセロ・コスタ・デ・アンドラーデ (ブラジル)
【1966~ 】



ブラジル・リオデジャネイロのスラム街出身。


アンドラーデは幼少の頃から両親だけではなく、祖父からも虐待され、日常的に暴力を振るわれていた。


スラム街ということで、一家は貧困にあえいでいたであろう。

その捌け口をアンドラーデにぶつけていたのかもしれない。


そして、10歳の時に男にレイプされたアンドラーデは、それ以来、完全なゲイになり、14歳で男相手の売春を始めた。


元々そういう素養があったのか、レイプされたからそうなったのかよくわからないが、アンドラーデのように、幼少時にレイプされゲイに目覚める人物は多い。


この時期に教護院に保護されるが、そこの生活になじめず脱走する。


16歳から23歳まで、年上のゲイと暮らしていたが、17歳の時には当時10歳の実弟をレイプしている。


ゲイの男と別れると、コパカバーナのスラムに引っ越し、低賃金ながらも真っ当な職に就く。

そして、ここで『ザ・ユニヴァーサル・チャーチ・オブ・ザ・キングダム・オブ・ゴッド』というキリスト教系の新興宗教の信者となる。


そして、この時期からアンドラーデは殺人を開始する。

なぜ、急に殺人鬼に変貌したかというと、どうやらその宗教の牧師の入れ知恵らしい。


後にアンドラーデ本人が、

「僕は少年が大好きでした。その柔らかい肌に魅了されました。ある時、牧師は僕に言ったのです。人は13歳になるまでに死ねば、必ず天国に召される、と。だから僕は愛しい少年達を天国に送ってやろうと思ったのです。愛しているので、地獄には行かせたくなかったのです」

と、語っている。


牧師の発言を信じるアンドラーデにも問題はあるが、精神が歪んでいるアンドラーデにそんな事を言えば信じるのもやむを得ず、後のアンドラーデの凶行の原因が、牧師にも多少あるのは間違いない。


アンドラーデはスラム街でホームレスのストリート・チルドレンをナンパしては、ロープで拘束してレイプした。

その後は鉈やナイフで喉を切り裂いて殺害した。

そして、殺した少年の喉から溢れる血を飲んだ。


後に何で血を飲むんだ、と聞かれたアンドラーデは

「少年たちのように美しくなれるから」

と発言している。

更に、アンドラーデは殺した少年の肛門を犯し、頭部をハンマーで潰したり、首を切断したりして弄んだ。


アンドラーデの凶行が発覚したのが、2人の兄弟の少年を襲い、弟の方はレイプして殺したが、兄の方は隙を見て逃亡した。

その少年に不覚にもアンドラーデは自分の名前を教えていたので、事件が発覚する。


アンドラーデは職場で働いてところを逮捕された。


アンドラーデが全ての罪を自供したのが2ヶ月後で、結局、1991年4月から12月のわずか8ヶ月間に、14人の少年を殺した。

8ヶ月もの間、アンドラーデの凶行が発覚しなかったのは、リオデジャネイロのスラム街では、暴力事件や殺人事件が日常茶飯事だった上、犠牲者がストリート・チルドレンだった為、警察がろくに捜査しなかったことが原因である。


アンドラーデは現在、精神医療施設にいる。

少年とは一切触れられない状態にいるアンドラーデは、現在、何を思っているのだろう。



∽ 総評 ∽

貧困層のスラム街で生まれ、父親や祖父に暴力を振るわれ、10歳の時にレイプされる。

アンドラーデは生まれた場所も環境も悪過ぎた。

もっとまともな家に生まれていれば殺人鬼にならずに済んだかもしれない。


生まれた環境は非常に大事だが、こればっかりは選ぶことができない。

シリアルキラーたちの事を調べると、自分の生まれた環境がどれだけ恵まれていたのか思い知らされる。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 14人

《犯行期間:1992年4月~12月》